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QRMI 失敗?QRMI分析

投資

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こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2022年11月)
今回は、超高配当(分配) ETFのQRMIについて本当にリスク軽減できているか
QYLDとの比較(分析)した結果 というお話です。
最初に まとめ から

まとめ

・QRMIはQYLDに対し下落時の値下り割合は80%前後
・下落時はQYLDとほぼ差がない割合で下落する。
・QRMIに乗り換えはしない。

QRMIとは

QRMIは毎月の分配/配当でQYLDに負けないパフォーマンスを発揮しており、
正式名称 グローバルX NASDAQ 100・リスク管理・インカム ETFです。
ホームページでは次のように紹介されています。
プロテクティブ・ネット・クレジット・カラー※1戦略により、カバード・コール・ファンドのインカム特性を投資家に提供しつつ、プロテクティブ・プットにより市場の大幅な下落リスクを軽減することを目指します。QRMIは、ナスダック100指数の銘柄を保有し、さらに、同指数の5%アウト・オブ・ザ・マネーのプット・オプションを買うとともに、同指数のアット・ザ・マネーのコール・オプションを売ることでプロテクティブ・ネット・クレジット・カラー戦略を構築します。

※1 プロテクティブ・ネット・クレジット・カラー戦略とは、コール・オプションのショート(売り)とプット・オプションのロング(買い)の組み合わせで、コール・オプションの売りから受け取ったプレミアムが、プット・オプションを買うために支払ったプレミアムを上回ることを目指す戦略です。

ポイントは
①カバード・コール戦略によりインカム収益を生み出すことを目指します。
プロテクティブ・プット戦略を同時に構築しマーケットの下落にも備えます

文章では理解できないので次項以降でQRMIとQYLDの比較をしました。

QRMIについては 下記サイトも参照下さい
https://globalxetfs.co.jp/funds/qrmi/
カバードコールについては 下記サイトも参照下さい
よくわかる!カバードコール戦略|投資信託のニッセイアセットマネジメント (nam.co.jp)

QRMIとQYLDの価格推移

QRMIとQYLDの価格は?(2022年10月31日現在)
QRMIは2021年8月設定以来 24.7ドルが18.2ドルと6.5ドル下落している。
一方QYLDは2021年8月の  23.2ドルが16.1ドルとこちらも下落しています。

https://us.kabutan.jp/より

QRMIとQYLDの下降率

2021年8月を0%として現在(2022年10月31日)までの
QRMIとQYLDの価格 下降率です。
QRMIの方が下落が少ないですが、下落リスクを軽減する割にはQYLDと大差ないと感じます。

QRMIとQYLDの相関は

QRMIとQYLDの相関確認のため、散布図(グラフ)を書いて見ました。
きれいな線形近似式が書けました。

線形近似式より
QRMIの価格は y=0.8671 x + 4.2453 です。 
式より仮にQYLDが22ドルから16ドルに下落した場合、QRMIの価格を計算すると
 QYLDが22ドル時: 0.8671*22 + 4.2453 = 23.3ドル
 QYLDが16ドル時: 0.8671*16 + 4.2453 = 18.1ドル
 QYLDの下落は -6ドルで 6/22  =27.3%減
 QRMIの下落は -5.2ドルで5.2/23.3=22.3%減 。
 計算上 QYLDと比べて82%の割合です。
ここでも、下落リスクを軽減すると言う割にはQYLDと大差ないと感じてしまいます。

QRMIとQYLDどちらが良い

4項の下降率を表に示したのが下記です。
下落率はQRMIの方が少なくて良い。
繰り返しになりますが、下落リスクを軽減する割にはQYLDと大差ないと感じてしまいます。

QRMIとQYLDの比較表です。黄色ペイントが有利な方です。
12か月利回り(分配利回りも)はQYLDの方が多くなるでしょうから
今のところ、QRMIを購入するならQYLDの方が良いし、乗り換えする意味もない。

総経費率、運用資産残高、12か月利回りは ホームページから引用 2022年9月30日現在

QYLD 購入失敗 QYLD分析 | たりょひ投資日記 (taryohi1103.com)

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