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アメリカ 小売売上高 3月の振り返り

投資

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こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2024年3月)
今回は、アメリカ 小売売上高 3月の振り返りです。最初に まとめ から
2月記事を読んだあなたは、2項を飛ばしてもOKです。

まとめ

・アメリカ小売売上高 総合;前月比0.6%増。コア;前月比0.3%増 予想下振れ

アメリカ小売売上高

【アメリカの小売売上高】
米国の個人消費の動向を表しており、アメリカで売られた商品の合計金額のことです。例えば、あなたがおもちゃ屋さんでぬいぐるみを買ったとします。そのぬいぐるみの値段は、アメリカの小売売上高に含まれます。でも、おもちゃ屋さんがぬいぐるみを仕入れたときの値段は、含まれません。なぜなら、それは商品ではなく、原材料だからです。アメリカの小売売上高は、アメリカの経済の状態を知るために重要な指標です。小売売上高が増えるということは、消費者がお金を使って商品を買っているということです。それは、消費者が自信を持っていて、経済が活発になっているということを意味します。逆に、小売売上高が減るということは、消費者がお金を使わなくなって商品を買わなくなっているということです。それは、消費者が不安になっていて、経済が停滞しているということを意味します。アメリカの小売売上高は、毎月発表されます。最近のデータでは、2023年7月の小売売上高は前月比で0.7%増加しました。これは、予想よりも良い結果でした。アメリカの経済は、コロナウイルスの影響から回復している事を示しています。

個人消費がGDPの約7割を占める米国は、他の先進国と比べて高い水準にある。そのため、個人消費の動向は景気全体に大きな影響を及ぼし、重要な指標として注目されている。

売上高の割合が最も高い「自動車及び同部品」部門は、販売店のセールなど景気と直接関係のない要因で月ごとに変動が激しい。そのため、自動車を除いたコア部分がより注目されている。

コア小売売上高は、国内総生産(GDP)統計の個人消費の動向を反映する傾向がある。

米商務省センサス局が対象月の翌月第2週ごろに発表する。
米国夏時間:日本時間午後9時半、冬時間:日本時間午後10時半の発表。

【小売売上高の統計】以下の3つの指標が重要です。

  1. 小売売上高(合計)
  2. 小売売上高(自動車・自動車部品を除く)
  3. コア小売売上高

小売売上高が好調な場合は、米国経済の強さを示し、ドル高・株高の材料となります。逆に、小売売上高が低迷している場合は、米国経済の減速を示し、ドル安・株安の材料となります。特に、クリスマス商戦期の小売売上高は注目され、その結果によって大手小売企業(ウォルマート、コストコなど)の株価にも影響が及びます。
反面として、高インフレ時には消費が好調なことが逆にインフレを悪化させる恐れがあるため、株式市場は通常とは異なる動きをすることもあります。


【指標の見方(前年同月比・前月比)】について

多くの経済指標は前年同月比と前月比の2本立てで発表される。CPI消費者物価指数やPCEデフレータ(物価指数)のインフレ目標2%というのは前年同月比のことである。平時であれば、前年比とインフレ目標を比較することで、中央銀行が物価水準をうまくコントロールできているかどうかを確認することができる。しかし、異常時(高インフレ・デフレ)には、前年同月比だけでなく、前月比も重要な値となる。物価水準が中央銀行の意図通りに変化しているかどうかを素早く判断するには、直近の月とその前の月を比較する前月比を用いるのがより適切です。

アメリカ小売売上高の推移

2024年2月のアメリカ小売売上高です。2024年3月14日発表

米商務省が発表した2月の小売売上高は、前月比で0.6%の増加を見せました。自動車やガソリンの売り上げが増加に寄与していますが、インフレと借入コストの上昇により、個人消費の減速が見られます。市場予想は0.8%の増加でしたが、実際の数字はそれを下回りました。

1月の小売売上高は、当初発表された0.8%の減少から1.1%の減少に下方修正されています。2月の前年同月比では1.5%の増加がありました。

経済分析を行うFHNフィナンシャルのクリス・ロー氏は、FRBが利下げを検討している中で、経済成長の鈍化とインフレの加速が同時に起こると、FRBはインフレに関する新しい情報に毎回反応せざるを得ない状況にあると指摘しています。消費者が支出を控えることは過去数年間で初めてではなく、一時的な調整期間と見ることもできます。

2月の内訳を見ると、建材・園芸用品店の売上高が2.2%増加しました。自動車・部品販売も1.6%増加しています。ガソリンスタンドの売上高は原油価格の上昇を反映し0.9%増加しましたが、電子機器・家電製品も1.5%増加しています。

一方で、オンライン売上高は0.1%減少しました。服飾品やヘルスケア・パーソナルケア製品も減少傾向にあります。家具販売は1.1%減少しましたが、スポーツ用品・趣味・書籍・楽器類は横ばいを保っています。

飲食店売上高は0.4%増加し、前月の1.0%減少から回復しています。


FOMCでの利下げが6月以降なのは決定的ですが
いつ利下げが行われるのか?
インフレ高止まりとなるのか
PCEデフレータ(物価指数)などの経済指標に引き続き注視が必要ですね

↓アメリカ国勢調査局より


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