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投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2024年2月)
今回は、アメリカ FOMC 1月の議事要旨です。最初に まとめ から
「FOMC1月の振り返り」記事を読んだあなたは、2項を飛ばしてもOKです。
まとめ
・FRBの利下げ開始は6月になるとの見方が優勢
FOMCとは
・FOMC。米国の金融政策を決定する会合。FRB7名の理事(総裁、副総裁含)と地区連銀総裁のうち5名(NY連銀総裁は常駐でFOMC副議長となる、残りは持ち回り)の12名が投票権を持つ。残り7名の地区連銀総裁、NY地区連銀副総裁も議論には参加するが、投票権を持たない。
米連邦公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee)。米国の金融政策を決定する会合。年8回の定例会合と、必要に応じて臨時会合が開催される。
景気やインフレ率の見通しに基づいて、金融政策に関する声明を発表している。
FOMCの政策決定は、米国経済だけでなく、世界経済にも大きな影響を与えています。
総裁・副総裁を含む最大7名の常任理事(欠員あり)と、12の地区連邦銀行総裁のうち5名による投票で政策を決定する。12の地区連銀のうち、金融政策の実務を担当するNY連銀総裁はFOMCの副議長として常に投票権を持ち、残り11地区については4つのグループに分かれて年ごとに投票権を持つ。
年8回の定例会合のうち、4回の会合で参加メンバー(投票権の有無にかかわらず全員)による今後数年間の年末時点での経済成長率・失業率・物価・政策金利水準の見通しが発表される。
このうち政策金利水準の見通しは、各メンバーの見通しをドットの形でグラフに示したドット・プロットが公表され、平均値や中心地だけでなく、分布も確認することが出来る。
会合後の総裁会見は参加メンバーによる見通し公表のある会に限られていたが、2019年から全会合後の実施に変更された。
米国の政策金利はフェデラル・ファンド金利(FF金利)誘導目標。0.25%のレンジで目標が示される。
米国夏時間:日本時間午前3時、冬時間:日本時間午前4時の発表。
・FED。日本語では連邦準備制度。Federal Reserve SystemのFederalを略してFed(フェッド)と呼ばれ、FRSともいう。米国の中央銀行制度のこと。連邦準備理事会(FRB:Federal Reserve Board)、連邦公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee)、全米12地区の連邦準備銀行(FRB:Federal Reserve Banks)から構成される。
・連邦準備理事会(FRB)は、日本銀行(日本の中央銀行)に相当し、Fedの最高機関として米国の金融政策を策定・実施するとともに、各地区の連邦準備銀行(FRB)を総括する。連邦公開市場委員会(FOMC)は、日本の金融政策決定会合に相当し、連邦準備理事会(FRB)が定期的に開く会合で、FFレートの誘導目標など公開市場操作の方針を決定する。連邦準備銀行(FRB)は、連邦準備理事会(FRB)の下に置かれ、決定された金融政策の実施や、米ドル紙幣(連邦準備券)の発行などを行う
・2024年のFOMC開催日程
1月FOMCの議事要旨
1月30日から31日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨によれば、現行の金利水準をどれくらい維持すべきかについては不透明感がありました。政策担当者の多くは、利下げを早すぎる段階で行うことに対する懸念を示していました。一方で、経済へのリスクを考慮し、過度に制約的な金融政策を長期間維持することにも注意が必要であるとの意見もありました。インフレ率を目標の2%に戻すためには、制約的な金融政策スタンスをどれくらい維持すべきかについての不確実性が強調されています。また、利下げを検討する前に、インフレ低下に対するより大きな確信が必要であるとの意見もありました。
議事要旨発表後、金利先物市場ではFRBの利下げ開始は6月になるとの見方が優勢です。一部の参加者は、経済が好調を維持すれば、インフレの進展が停滞するリスクを指摘しています。一方で、商業用不動産価格の下落など、米国の金融システムにおける脆弱性にも留意しながら、インフレ率の鈍化には予想よりも時間がかかる可能性も考慮されています。
ハリス・ファイナンシャル・グループのマネジングパートナーであるジェイミー・コックス氏は、労働市場が持ちこたえる限り、FRBは利下げに時間をかける余裕があると述べています。労働市場が協調的な場合、インフレとの闘いははるかに容易だとの見解です。
FRBは1月のFOMCで政策金利を5.25%から5.50%に据え置いていますが、インフレ率が持続的に進展しているとの確信が高まれば、利下げの道が開かれるとされています
議事要旨はFRBのバランスシートの縮小の停止の時期と方法に関する今後の決定にも言及しており、「多くの参加者」が3月のFOMCでバランスシートの政策に関して「踏み込んだ」議論が始まることを示唆しています。
直近NVIDIA決算の株高から市場の過熱感が高まっています。
政策金利が下がる時期が大幅に後退もしくは政策金利が上がる状況になれば
大きなサプライズが発生しそうです。
引き続き注目ですね。
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