スポンサーリンク

FOMCの振り返り

投資

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。 

こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2023年5月)
今回は、アメリカ FOMCの振り返りです。最初に まとめ から

まとめ

・政策金利を0.25ポイント引き上げを決定。5.00~5.25%。
インフレ対策と金融安定のジレンマは継続、利上げが停止になる可能性も示唆。

FOMCとは

・FOMC。米国の金融政策を決定する会合。FRB7名の理事(総裁、副総裁含)と地区連銀総裁のうち5名(NY連銀総裁は常駐でFOMC副議長となる、残りは持ち回り)の12名が投票権を持つ。残り7名の地区連銀総裁、NY地区連銀副総裁も議論には参加するが、投票権を持たない。

米連邦公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee)。米国の金融政策を決定する会合。年8回の定例会合と、必要に応じて臨時会合が開催される。

景気やインフレ率の見通しに基づいて、金融政策に関する声明を発表している。
FOMCの政策決定は、米国経済だけでなく、世界経済にも大きな影響を与えています。

総裁・副総裁を含む最大7名の常任理事(欠員あり)と、12の地区連邦銀行総裁のうち5名による投票で政策を決定する。12の地区連銀のうち、金融政策の実務を担当するNY連銀総裁はFOMCの副議長として常に投票権を持ち、残り11地区については4つのグループに分かれて年ごとに投票権を持つ。

年8回の定例会合のうち、4回の会合で参加メンバー(投票権の有無にかかわらず全員)による今後数年間の年末時点での経済成長率・失業率・物価・政策金利水準の見通しが発表される。

このうち政策金利水準の見通しは、各メンバーの見通しをドットの形でグラフに示したドット・プロットが公表され、平均値や中心地だけでなく、分布も確認することが出来る。

会合後の総裁会見は参加メンバーによる見通し公表のある会に限られていたが、2019年から全会合後の実施に変更された。

米国の政策金利はフェデラル・ファンド金利(FF金利)誘導目標。0.25%のレンジで目標が示される。

米国夏時間:日本時間午前3時、冬時間:日本時間午前4時の発表。

・FED。日本語では連邦準備制度。Federal Reserve SystemのFederalを略してFed(フェッド)と呼ばれ、FRSともいう。米国の中央銀行制度のこと。連邦準備理事会(FRB:Federal Reserve Board)、連邦公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee)、全米12地区の連邦準備銀行(FRB:Federal Reserve Banks)から構成される。

・連邦準備理事会(FRB)は、日本銀行(日本の中央銀行)に相当し、Fedの最高機関として米国の金融政策を策定・実施するとともに、各地区の連邦準備銀行(FRB)を総括する。連邦公開市場委員会(FOMC)は、日本の金融政策決定会合に相当し、連邦準備理事会(FRB)が定期的に開く会合で、FFレートの誘導目標など公開市場操作の方針を決定する。連邦準備銀行(FRB)は、連邦準備理事会(FRB)の下に置かれ、決定された金融政策の実施や、米ドル紙幣(連邦準備券)の発行などを行う

・2023年のFOMC開催日程

パウエル米FRB議長の会見内容

パウエルFRB議長がFOMC後に行った会見の内容は以下の通り。(ロイターより

*銀行セクターの状況は広範に改善した
*米国の銀行システムは健全で強靭だ
*FRBの焦点は引き続き二重の責務
インフレ率を2%に戻すことに強くコミット
*物価安定なければ持続的に力強い労働市場を維持できず
*追加利上げ巡る決定にデータ依存のアプローチを取る
*住宅セクターは引き続き低迷
*労働市場は引きつづき極めて引き締まっている
*労働市場の需給バランス改善示すいくつかの兆候が出ている
*名目賃金の伸び緩和の兆候が出ている
*求人は減少した
*インフレ率は目標を大きく上回っているが、物価上昇は幾分緩やかになっている
*インフレ圧力は引き続き高止まりしている
*インフレ低下に長い道のり
*二重の責務の双方でインフレリスクに大きく配慮
*住宅と投資を中心に政策引き締めの効果が現れている
*制約的な金融政策の効果が十分に発揮されるには時間がかかる
*景気が信用状況悪化による向かい風に直面する公算大きい
*銀行セクターの緊張が状況の引き締まりにつながっている
*FRBの今後の政策は状況の展開次第
*毎回の会合で金利を巡る決定を巡る決定を行う
*必要に応じて一段の措置を講じる用意
*インフレ低下にはある程度の期間経済成長がトレンドを下回り、労働市場が軟化する必要
*物価安定の回復が不可欠
*今回の会合で利上げ一時停止は決定されず
*「追加引き締めが適切となる可能性」との文言削除、意味のある変更
*スタッフ予測は政策立案者とは独立したもの、スタッフは概ね緩やかな景気後退を予測
*スタッフ予想は3月予想とほぼ同じだった
*債務上限問題は財政問題であり、議会が対処すること
*債務上限を遅滞なく引き上げることが不可欠
*債務支払い不能の場合、FRBが経済を守ることができると期待すべきでない
*今日の金融政策決定において、債務上限問題はリスクとして一部から提起されたが、重要でなかった*多くの銀行が流動性に注目している
*金融安定化ツールと金融政策ツールはうまく連携して機能する
*様々な種類の銀行を有することは健全
*今後の利上げの必要性に代替する信用収縮の度合いを予測するのは困難
*どの程度堅固な政策が必要となるか継続的に会合ごとに評価
*信用の逼迫で評価が複雑になり、不確実性が増大
*政策が十分に制約的か継続的に評価
*十分に制約的な水準に達したか確信を持って言うことはできない
*6月の会合で再検証
*十分に制約的な水準に達したか宣言するには一段のデータが必要
*インフレ抑制に向け、金利が十分抑制的な状態に到達した後、しばらくその水準にとどめることを試みている
*十分な利上げを行わないリスクと経済活動を過度に減速させるリスクをバランスさせる必要ある
*今回の利上げと声明文の変更は、そのバランスをとるための正しい方法と考える
*適切な金利水準を検証するためのプロセスを「継続中」
*金融政策はタイト、実質金利は2%前後で中立金利を上回る
*金利は十分に抑制的な水準にある可能性、大きく外れる可能性はない
*2%目標の達成は時間がかかり、スムーズにはいかない見通し
*当面、この金利水準を維持する必要ある
*賃金は依然として長期的に2%のインフレ率と整合するレベルを超えている
*今、われわれはインフレを抑えることに集中する必要がある
*労働市場は非常にタイトな状態が続いており、求人数は依然として極めて高い水準にある
*確証はないが、失業率の大幅な上昇を伴わずに労働市場を鎮静化することは可能
*そうした結果は史上に例がないことには同意
*景気後退回避の可能性、景気後退入りの可能性より高い
*もし景気後退に陥るなら、緩やかであることを望む
*賃金がインフレの主要因だとは考えていない
*現在、および将来的に特に注目するのは信用の引き締まり状況
*政策スタンスが十分に制約的か判断に信用収縮を考慮する必要
*インフレ低下に時間がかかるというわれわれの見解を踏まえると、利下げは適切でない
*大手銀行の預金フローは安定化した
*債務不履行がもたらす損害から、FRBは経済と金融システムを守ることはできない
*3銀行が3月上旬のストレスの中心にあったが、現在は全て解決された
銀行システムを注意深く監視し続け、重要な形で意思決定に反映
*今回の会合で利上げに極めて強い支持
*始まりよりも終わりに近いとの感覚が出ている
*データを見て慎重に判断する余裕がある
*シリコンバレー銀行の取り付け問題のスピードを監督や規制に反映させる必要
*大手行に対する監督と規制を強化する必要があるのは明らか

政策金利の推移

2023年5月の政策金利です。2023年5月3日発表
・政策金利を0.25ポイント引き上げを決定。5.00~5.25%。
インフレ対策と金融安定のジレンマは継続、利上げが停止になる可能性も示唆。

パウエル議長の会見も無難で終わる。米国市場は下がったが大きな波乱なし。
金融市場は9月以降の利下げを予想


下をクリックしていただけると励みになります。
にほんブログ村 投資ブログ 投資日記へPVアクセスランキング にほんブログ村

Prime Student
Audible
Amazon music unlimited
インターネットでお得に取引!松井証券
ハイスピードプランの詳細はこちら
格安ドメイン取得サービス─ムームードメイン─

コメント

タイトルとURLをコピーしました