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投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2023年12月)
今回は、アメリカ 実質GDP確報値の話です。最初に まとめ から
10月記事を読んだあなたは、2項を飛ばしてもOKです。
まとめ
・実質GDPは予想5.2%に対し4.9%、
PCEデフレータ(物価指数)も予想を下回りインフレ鈍化を示す。
アメリカ GDPとは
国内総生産。アメリカ国内で新たに生産された財やサービスの付加価値を合計した名目GDPから、物価変動の影響を除いたもの。
個人消費、設備投資、住宅投資、在庫投資、政府支出、純輸出(輸出から輸入を引いたもの)で構成される。国内全体の生産活動を把握することができ、注目度が高い。
米商務省経済分析局から四半期ごとに、速報値、改定値、確報値の3回に分けて発表される。速報値は当該四半期終了後の翌月末(1-3月期のGDPであれば4月末)に発表される。市場の注目度は速報値がもっとも高い。
・1-3 月期 :1Q(第1クオータ)
・4-6 月期 :2Q(第2クオータ)
・7-9 月期 :3Q(第3クオータ)
・10-12月期:4Q(第4クオータ)
米国夏時間:日本時間午後9時半、冬時間:日本時間午後10時半の発表。
GDPの見方ですが、最も重視されるのは実質GDPの前期比及び前期比年率です。前クオータに対してGDPが成長しているのか?、あるいは縮小しているのか?といった視点が重要になります。
特に2四半期連続でマイナス成長になると「テクニカル・リセッション(景気後退)」と呼ばれる。
アメリカのGDPの内訳について、専門家の見解を紹介します。アメリカのGDPは、個人消費、投資、政府支出、輸出入の4つの要素で構成されています。2020年第4四半期のGDPは約21兆ドルでしたが、そのうち消費が約14兆ドル、投資が約4兆ドル、政府支出が約3兆ドル、輸出入が約-0.5兆ドルとなっています。消費はGDPの約68%を占める最大の要素であり、個人や家計の支出を反映しています。投資はGDPの約19%を占める次に大きな要素であり、企業や団体の設備投資や在庫投資、住宅建設などを含みます。政府支出はGDPの約14%を占める要素であり、連邦政府や州政府、地方政府の公共サービスやインフラなどの支出を示します。輸出入はGDPの約-2%を占める要素であり、アメリカが他国から輸入したものと他国に輸出したものの差額を表します。アメリカは輸入超過国であるため、この要素はマイナスになっています。
GDPの推移
2023年7ー9月 第3四半期のGDP確報値です。2023年12月21日発表
・実質GDPは予想5.2%に対し4.9%と予想を下回る。
・PCEデフレータ(物価指数)も予想2.3%に対し2.0%と予想を下回りインフレ鈍化を示す。
高金利の状態でもアメリカの景気の底堅を反映した結果となっているが、
速報値にたいし、確報値は予想を下回りインフレ鈍化を示す結果となった。
政策金利が5%を超えるなかで4%超えの経済成長を維持できており、
FRBがリセッションを回避しソフトランディングを成功させる可能性がさらに
高まっていることに変化はない。
ただ、以前インフレの長期化懸念は残っており
第4Qはイスラエル紛争、過剰貯蓄の底付き、全米自動車労働組合(UAW)のストライキ、
学生ローン返済の再開、実質賃金の伸び悩み、ガソリン需要の落ち込み、ローン金利の上昇及び
企業の資金繰りの悪化による影響で成長が鈍化する可能性がある。引き続き注視が必要。
↓今回の確報値
↓速報値
↓実質GDP確報値の結果
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