こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2023年4月)
今回は、超高配当(分配) ETFのQYLDについて前回分析した2022年9月からの追加分析です。
最初に まとめ から
まとめ
・QYLDはNASDAQ100指数に対し下落時の値下り割合は90%前後
2022年9月から変化なし
・QYLDはNASDAQ100指数に対し上昇時の値上り割合は20~30%で
上昇しない期間もある(上値がおさえられている) 2022年9月から変化なし
QYLDとは
毎月の分配/配当で年間配当が10%超えで話題になっているNASDAQ100指数に投資したカバードコールETFです。
QYLDについては 下記サイトも参照下さい
https://globalxetfs.co.jp/funds/qyld/
東証ETFでも購入できます。下記サイトを参照下さい。
グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF(2865)
https://globalxetfs.co.jp/funds/2865/index.html
カバードコールについては 下記サイト参照下さい
よくわかる!カバードコール戦略|投資信託のニッセイアセットマネジメント (nam.co.jp)
QYLDとQQQの価格推移
3.1)QYLDとQQQ(NASDAQ100指数に連動したETF)の価格は?
(2023年4月1日現在 月足 https://us.kabutan.jp/より)
QYLDは2013年12月の設定以来 約25ドルが17.15ドルと約8ドルの下落をしている。
2022年9月からは15.66が17.15と約1.5 ドルの上昇です。
一方QQQは2013年12月の約90ドルが320.93ドルと約3.5倍の上昇です。
2022年9月からは267.26が320.93と約53 ドルの上昇です。
3.2)QYLDの配当(分配)金を再投資できていた場合
(Portfolio Visualizer、https://www.portfoliovisualizer.com/より)
初期投資を10,000ドルだと 17,671 ドルと約1.7倍です。
配当金を再投資できていれば投資資産は増えています。
複利効果ですね
配当金を再投資しなければ上記3.1)項グラフと同じように
10,000ドルが6,715ドルとマイナスです。
QYLDとQQQの上昇/下降率
新型コロナによる下落前の2020年1月を0%として現在(2023年4月1日)までの
QYLDとQQQの価格 上昇/下降率です。
4.1)2022年9月までの状況
QQQが右肩上がりで上昇しているのにQYLDの上値は押さえつけられている(上昇しない)。
カバードコール戦略で値上り益を放棄して、配当分に回していると考えられる。
4.2)2022年9月から 2023年4月までの状況を追加
9月からはQYLDとQQQともに上昇しています。
QYLDとQQQの相関は
QYLDとQQQの相関確認のため、散布図(グラフ)を書いて見ました。単純な線形近似式にはならない。
5.1)2022年9月までの状況
赤枠部2020年1月~2022年9月30日までの抜粋グラフを見ると
上昇時の青↑の傾きより下降時の黄色↓と赤↓の方が一気に下がっています。
上昇時の上がる割合より下降時の下がる割合の方が多いです。
値上がり益を放棄するだけでなく年率10%前後の高い配当を出し続ける為に、
値下り幅も大きくとっている。これもカバードコール戦略の特徴と言えます。
青↑期間と赤↓期間の散布図(グラフ)を書いて見ました。
青↑期間2020年3月(コロナ後)~2020年12月で線形近似式をだすと
QYLDの価格は y=0.0276 x + 14.014 です。
式より仮にQQQが200ドルから300ドルに上昇した場合、QYLDの価格を計算すると
QQQが200ドル時: 0.0276*200 + 14.014 = 19.5ドル
QQQが300ドル時: 0.0276*300 + 14.014 = 22.3ドル
QQQの値上り益は 100ドルで100/200=50%上昇
QYLDの値上り益は 約2.8ドルで 2.8/19.5=14%上昇 。
計算上 QQQと比べて28%の割合です。この割合をA=28%とする。
一方、赤↓期間2022年3月~2022年9月で線形近似式をだすと
QYLDの価格は y=0.0526 x + 2.0148 です。
式より仮にQQQが350ドルから250ドルに下落した場合、QYLDの価格を計算すると
QQQが350ドル時: 0.0526*350 + 2.0148 = 20.4ドル
QQQが250ドル時: 0.0526*250 + 2.0148 = 15.2ドル
QQQの下落は -100ドルで100/350=29%減
QYLDの下落は -5.26ドルで5.26/20.4=26%減 。
計算上 QQQと比べて90%の割合です。この割合をB=90%とする。
B > A にて 値上りは期待できない。世間で言われていた結果通りです。
線形近似式の傾き B: 0.0526 > A: 0.0276 からも判ります。
5.2)2022年9月~2023年3月までの状況を追加
上記5.1)項と傾きはそれほど変わっていません。
赤↓期間の散布図(グラフ)を下記に示します。
左が9月まで、右が2023年3月までのグラフです。
直近2023年3月31日のQYLD終値17.15ドルが右にシフトしており、
値上り時(上昇時)は傾きが寝ている事が見てとれます。
このグラフからも高配当を維持するために値上りが期待できない事が判ります。
QYLDの今後の株価は
6.1)2022年9月時点の状況
2020年11月~2021年12月までQYLDが上昇せず、下落時の値下り割合が多いことから「タコ足配当」とか言われる一旦が見れました。
新型コロナショック後の上昇価格が上のグラフより約3ドルである事から、2022年10月以降に上昇基調が始まったと仮定しても20ドル弱程度までしか株価が戻らない(上昇)しないと予想しています。
22ドルまで価格が戻ることは当面はない。
米国株のリセッションが始まれば15~17ドル前後で推移する可能性もある。
6.2)2022年9月~2023年3月時点での状況
米国株のリセッションはまだ始まっておらず、
QYLDの株価は2022年9月~2023年3月までは上昇しています。
・今後もQQQの傾きが小さくても上昇を続ける
・配当金を毎月再投資する又は、暴落時にまとめ買いをする
ができれば、投資分以上は回収できると判断します。
毎月の配当(分配)金の魅力は捨てがたい。ですね・・・
QYLDの2022年9月分析はこちらへ
QYLD 購入失敗 QYLD分析 | たりょひ投資日記 (taryohi1103.com)
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