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投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2023年11月)
今回は、アメリカ 小売売上高 11月の振り返りです。最初に まとめ から
10月記事を読んだあなたは、2項を飛ばしてもOKです。
まとめ
・アメリカ小売売上高 総合;前月比-0.1%。コア;前月比0.1%増 予想上振れ
・前月からの下げは少なくアメリカ経済は底堅い。
アメリカ小売売上高
アメリカの小売売上高とは、米国の個人消費の動向を表しており、アメリカで売られた商品の合計金額のことです。例えば、あなたがおもちゃ屋さんでぬいぐるみを買ったとします。そのぬいぐるみの値段は、アメリカの小売売上高に含まれます。でも、おもちゃ屋さんがぬいぐるみを仕入れたときの値段は、含まれません。なぜなら、それは商品ではなく、原材料だからです。アメリカの小売売上高は、アメリカの経済の状態を知るために重要な指標です。小売売上高が増えるということは、消費者がお金を使って商品を買っているということです。それは、消費者が自信を持っていて、経済が活発になっているということを意味します。逆に、小売売上高が減るということは、消費者がお金を使わなくなって商品を買わなくなっているということです。それは、消費者が不安になっていて、経済が停滞しているということを意味します。アメリカの小売売上高は、毎月発表されます。最近のデータでは、2023年7月の小売売上高は前月比で0.7%増加しました。これは、予想よりも良い結果でした。アメリカの経済は、コロナウイルスの影響から回復している事を示しています。
米国は個人消費がGDPの約7割を占めており、他の先進国より高い傾向にある。その為、個人消費の動向が景気全体に与える影響も大きいため、注目度の高い指標となっている。
全体に占める売上高の割合が最も大きい「自動車及び同部品」部門は、販売店のセールなど景気と直接の関係がない要因による月ごとのブレが大きいこともあり、自動車を除いたコア部分の注目度が高い。
米商務省センサス局が対象月の翌月第2週ごろに発表する。
米国夏時間:日本時間午後9時半、冬時間:日本時間午後10時半の発表。
小売売上高の統計では下記の3種類が注目される。
1.小売売上高(合計)
2.小売売上高(除く自動車・自動車部品)
3.コア小売売上高
小売売上高の好調さは米経済が強い証拠となりドル買い・株高の要因になります。小売売上高が悪化している場合は米経済の減退、ドル売り・株安の要因となります。特にクリスマス商戦時期の小売売上高に注目が集まり、その良し悪しによって大手小売企業(ウォルマート、コストコなど)の株価にも少なからず影響が出ます。
一方で、高インフレ時には好調な消費がかえってインフレを加速させてしまうとの懸念から、株式市場は平時と逆の反応を見せることがあります。
【指標の見方(前年同月比と前月比)】
経済指標には前年同月比と前月比という2つの主な数値が発表されるケースが多い。前述したインフレターゲットの2%とは前年同月比を示します。平時は前年同月比の変化をインフレターゲットと見比べて、中央銀行が上手く物価をコントロールできているかを考えれば良いですが、平時以外(高インフレあるいはデフレ時)においては前年同月比だけではなく前月比も重要な数値になります。中央銀行が意図したとおりに物価が変化しているか?という事実をいち早く判断するためには、前年同月比よりも直近月と比較した前月比が適切です。
アメリカ小売売上高の推移
2023年10月のアメリカ小売売上高です。2023年11月15日発表
2023年10月の米国小売・外食産業売上高の事前予測は、7,050億ドルとなり、前月比0.1%減少。
2022年10月より2.5%上回った。
2023年8月から2023年10月までの販売総額は、前年同期比3.1%増となった。
2023年8月から2023年9月までの変化率は、前年同期比0.7%増から0.9%増に修正された。
・アメリカ小売売上高 総合;前月比-0.1%。コア;前月比0.1%増 予想上振れ
・前月からの下げは少なくアメリカ経済は底堅い。
・11月15日のアメリカ株は3指数(ダウ、S&P500、ナスダック)とも ほぼ横ばい。
アメリカ経済は長期金利低下からハイテク株を中心に株高が進んでいます。
12月のFOMCでは政策金利の据え置きと今後の金利上昇は無いとする見方が優勢です。
今後、いつ利下げが行われるのか
インフレ高止まりとなるのか 引き続き注視が必要ですね
↓アメリカ国勢調査局より
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