スポンサーリンク

FOMC 11月の振り返り

投資

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。 

こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2023年11月)
今回は、アメリカ FOMC 11月の振り返りです。最初に まとめ から
9月記事を読んだあなたは、2項を飛ばしてもOKです。

まとめ

・政策金利は据え置き。5.25~5.50%。12月も据え置きの可能性高まる。

FOMCとは

・FOMC。米国の金融政策を決定する会合。FRB7名の理事(総裁、副総裁含)と地区連銀総裁のうち5名(NY連銀総裁は常駐でFOMC副議長となる、残りは持ち回り)の12名が投票権を持つ。残り7名の地区連銀総裁、NY地区連銀副総裁も議論には参加するが、投票権を持たない。

米連邦公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee)。米国の金融政策を決定する会合。年8回の定例会合と、必要に応じて臨時会合が開催される。

景気やインフレ率の見通しに基づいて、金融政策に関する声明を発表している。
FOMCの政策決定は、米国経済だけでなく、世界経済にも大きな影響を与えています。

総裁・副総裁を含む最大7名の常任理事(欠員あり)と、12の地区連邦銀行総裁のうち5名による投票で政策を決定する。12の地区連銀のうち、金融政策の実務を担当するNY連銀総裁はFOMCの副議長として常に投票権を持ち、残り11地区については4つのグループに分かれて年ごとに投票権を持つ。

年8回の定例会合のうち、4回の会合で参加メンバー(投票権の有無にかかわらず全員)による今後数年間の年末時点での経済成長率・失業率・物価・政策金利水準の見通しが発表される。

このうち政策金利水準の見通しは、各メンバーの見通しをドットの形でグラフに示したドット・プロットが公表され、平均値や中心地だけでなく、分布も確認することが出来る。

会合後の総裁会見は参加メンバーによる見通し公表のある会に限られていたが、2019年から全会合後の実施に変更された。

米国の政策金利はフェデラル・ファンド金利(FF金利)誘導目標。0.25%のレンジで目標が示される。

米国夏時間:日本時間午前3時、冬時間:日本時間午前4時の発表。

・FED。日本語では連邦準備制度。Federal Reserve SystemのFederalを略してFed(フェッド)と呼ばれ、FRSともいう。米国の中央銀行制度のこと。連邦準備理事会(FRB:Federal Reserve Board)、連邦公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee)、全米12地区の連邦準備銀行(FRB:Federal Reserve Banks)から構成される。

・連邦準備理事会(FRB)は、日本銀行(日本の中央銀行)に相当し、Fedの最高機関として米国の金融政策を策定・実施するとともに、各地区の連邦準備銀行(FRB)を総括する。連邦公開市場委員会(FOMC)は、日本の金融政策決定会合に相当し、連邦準備理事会(FRB)が定期的に開く会合で、FFレートの誘導目標など公開市場操作の方針を決定する。連邦準備銀行(FRB)は、連邦準備理事会(FRB)の下に置かれ、決定された金融政策の実施や、米ドル紙幣(連邦準備券)の発行などを行う

・2023年のFOMC開催日程

11月FOMCでの声明

[ロイターより] – 米連邦準備理事会(FRB)は10月31日─11日1日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25─5.50%で据え置いた。決定は全会一致で、2会合連続での利上げ見送りとなった。

FRB当局者は金融状況が既に十分制約的になっているのか、もしくは予想以上に堅調な経済をさらに抑制する必要があるのか判断に苦慮している。

パウエル議長はFOMC後の記者会見で、インフレ鈍化の進展が停滞すれば再度利上げする用意があるとする一方、市場金利の上昇が経済に大きな重しとなる可能性を警戒し、足元の安定した雇用と賃金の伸びを必要以上に妨げないよう努める姿勢を示した。

不確実性を踏まえ、現時点では政策金利を据え置き、12月の次回会合まで雇用や物価の動向を見守るのが好ましいとした。

インフレ抑制に向け金融状況が全体として十分に制約的な水準に「達していないとも、達したとも確信していない」とし、「インフレ率は低下しているが、2%の目標を依然大きく上回っている。数カ月の良好なデータは信頼感構築に必要な始まりに過ぎない」と述べた。

<市場金利を注視>

パウエル議長は一方で「米国債利回りの上昇は家計や企業の借り入れコストの上昇に表れている。こうしたコスト上昇は引き締まりが続く限り経済活動の重しになる」とも述べ、追加措置を検討する上で市場金利の影響を注視する考えを示した。

スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフ市場エコノミスト、ピーター・カルディロ氏は「声明はハト派的に傾いている」とし、「2回連続で利上げを見送ったという事実は、12月も金利が据え置かれる可能性があることを示唆している。そうであれば、FRBの利上げサイクルが終了したことを意味する」と述べた。

フェデラルファンド(FF)金利先物市場でも、FRBは利上げを終了し来年6月までに利下げを開始するとの見方が強まった。

しかしFRBは声明で、雇用の伸びは引き続き「力強く」、インフレは依然「高止まり」しているとし、FRBは「インフレを2%の目標に回帰させるために適切とされる追加引き締めの程度」を引き続き検討するとした。

「経済活動は第3・四半期に力強い(strong)ペースで拡大した」とし、9月会合時点に示した「堅調な(solid)ペース」から判断を引き上げた。

パウエル議長は米経済が「良好」に推移し、「その中でインフレ対処で前進している」とした上で、それがいつまで続くかが問題だと指摘。「物価安定を完全に回復するためには、幾分の成長鈍化と労働市場の幾分の軟化が必要になる可能性が依然として高い」と述べた。

さらに、FRBは現時点で「利下げについては全く検討していない」とした。その上で、インフレをどのように2%の目標に回帰させるか検討を進める中、「追加利上げをすべきかどうかというのがわれわれが問うところと言っても過言ではない」と述べた。

また、FRBスタッフがこの日の据え置き決定に先立ち担当者に示した経済見通しには、景気後退予想は含まれなかったと明らかにした。

FRBが進めるバランスシートの縮小については「現在の縮小ペースを変更することは検討していない」と述べた。

<FOMC声明全文>
ロイターより] – 最近の指標は、経済活動が第3・四半期に力強いペースで拡大したことを示している。雇用の伸びは今年初旬から緩やかになったが依然として力強く、失業率は低いままだ。インフレ率は高止まりしている。

米国の金融システムは健全で強固だ。家計や企業の金融および信用状況の引き締まりが経済活動、雇用、インフレの重しになる可能性がある。これらの影響の程度は引き続き不透明だ。委員会はインフレのリスクを引き続き大いに注視している。

委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す。これらの目標を支援するため、委員会はフェデラルファンド(FF)金利の目標誘導レンジを5.25─5.50%に維持することを決定した。委員会は追加の情報と金融政策への意味を引き続き評価する。徐々にインフレ率を2%に戻すために適切とみられる追加的な金融政策の引き締めの程度を決めるに当たり、委員会は金融政策の度重なる引き締め、金融政策が経済活動とインフレ率に及ぼす影響の遅れ、および経済と金融の動向を考慮する。さらに、以前発表された計画で説明されている通り、委員会は保有する米国債およびエージェンシーローン担保証券の削減を続ける。委員会は、インフレ率を2%の目標に戻すことに強く取り組む。

金融政策の適切な姿勢を評価するに当たり、委員会は今後もたらされる経済見通しに関する情報の意味を引き続き監視する。もしも委員会の目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある。委員会の評価は、労働市場の状況、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界の動向を含む幅広い情報を考慮する。

政策決定の投票で賛成したのは、ジェローム・パウエル委員長、ジョン・ウィリアムズ副委員長、マイケル・バー、ミシェル・ボウマン、リサ・クック、オースタン・グールズビー、パトリック・ハーカー、フィリップ・ジェファーソン、ニール・カシュカリ、アドリアナ・クーグラー、ロリー・ローガン、クリストファー・ウォラーの各委員。

政策金利の推移

2023年11月の政策金利です。2023年11月1日発表
・政策金利は据え置き。5.25~5.50%。12月も据え置きの可能性高まる。

アメリカ経済が予想以上に好調の為、高金利の維持は継続。
直近のアメリカ長期国債の金利上昇が、株価上昇をおさえて
既に政策金利上昇と同じ効果があったと見る面もあり。
発表後は、予想通りの内容でサプライズがないことに市場は好感し株式相場は上昇。

↓FedWatch 11月の段階では12月の政策金利0.25%以上上げが19.6%と9月の45.1%より大幅減


下をクリックしていただけると励みになります。
にほんブログ村 投資ブログ 投資日記へPVアクセスランキング にほんブログ村

Prime Student
Audible
Amazon music unlimited
インターネットでお得に取引!松井証券
ハイスピードプランの詳細はこちら
格安ドメイン取得サービス─ムームードメイン─

コメント

タイトルとURLをコピーしました