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投資について発信している弾正少弼です。
(投稿2026年1月)
今回は、EU・インド貿易協定、トランプ政権を意識 です。
2026年1月27日、インドのモディ首相と欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長らが会談し、長年の懸案だった自由貿易協定(FTA)の交渉妥結を正式に発表しました。
この「歴史的」とも言われる合意の背景には、単なる経済的な利益だけでなく、トランプ米政権による保護主義への強い警戒感があります。
1. ニュースの核心:何が決まったのか?
今回の協定は、世界人口の約4分の1(約20億人)をカバーする超大型の経済圏を生み出します。
- 関税の大幅削減: EUからインドへの輸出の約97%で関税が削減・撤廃されます。特にこれまで高関税(150%など)だったワイン、自動車、化学品などが恩恵を受けます。
- インド側のメリット: テキスタイル(繊維)、皮革製品、水産物などの対EU輸出で、ゼロ関税に近いアクセスを確保しました。
- 農業の除外: 交渉の最大の難所だった農業分野は、インド国内の農家保護のため、あえて対象から外すという現実的な決断がなされました。
2. 背景にある「トランプ・リスク」
「米トランプ政権を意識」という言葉には、以下のような切実な背景があります。
- 予測不能な関税へのヘッジ(備え): トランプ政権は「米国第一主義」を掲げ、同盟国を含む各国に一律の関税(10〜20%)や特定の制裁関税を課す姿勢を見せています。EUとインドは、米国への依存を分散させる必要がありました。
- 「ルールに基づく貿易」の維持: 米国がWTO(世界貿易機関)などの多国間枠組みを軽視する中、EUとインドは「自分たちで開かれたルールを作っておこう」という姿勢を鮮明にしました。
- サプライチェーンの多様化: 中国への依存を減らしたいEUと、製造業のハブを目指すインドの利害が一致。米国の貿易障壁が高まる中で、両者は互いを「安定したパートナー」として選びました。
3. なぜ今、妥結したのか?
実はこの交渉、2007年に始まり、一度は2013年に決裂して放置されていた「塩漬け」案件でした。
| 要因 | 内容 |
| 戦略的自律 | EUは米国に振り回されないため、巨大市場インドとの結びつきを急いだ。 |
| 経済成長の鈍化 | EUの主要国(ドイツなど)が景気低迷にあり、新たな輸出先としてインドが不可欠になった。 |
| 地政学 | ロシア・中国をめぐる緊張の中、民主主義国家同士の結束をアピールする狙いがある。 |
一言で言えば:
「トランプ大統領がいつ何を言い出すかわからない」という不安が、20年近く停滞していた交渉をわずか数年で動かした、究極の**「不確実性への対策」**といえます。
トランプさんの「関税爆弾」が、皮肉にもEUとインドを急接近させた。
2007年から放置されていた交渉が、トランプ政権誕生に合わせて異例のスピード妥結。米国第一主義が、皮肉にも「米国抜きの巨大経済圏」を団結させている。
敵の敵は友。これぞ究極のリアル・ポリティクス。
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