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ISM製造業景気指数 10月の振り返り

投資

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こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2023年10月)
今回は、アメリカ ISM製造業景気指数 10月の振り返りです。最初に まとめ から
9月記事を読んだあなたは、2項を飛ばしてもOKです。

まとめ

・11か月連続で経済活動は縮小だが、3か月連続で改善傾向。米国経済は底堅い

ISM製造業景気指数とは

ISM(Institute for Supply Management:供給管理協会)が全米の製造業350社の購買担当役員に対するアンケート調査を実施し、その結果を基に作成する景況感を表す指数。景気の先行指標として注目されている。

「新規受注(30%)、生産(25%)、雇用(20%)、入荷遅延(配送時間)(15%)、在庫(10%)」の5項目につき、「良くなっている(1)、同じ(0.5)、悪くなっている(0)」の三者択一の回答結果を点数化し、カッコ内数値でウエイト付けした加重平均で算出される。50が好況と不況の分岐点を意味する。

50を基準として、50以上で景気拡大を示し、50以下で景気縮小を示します。 指数が高いほど景気が良いとされ、市場参加者や投資家にとってはアメリカの景気動向を把握する上で重要な指標の1つとなっています。

ISM製造業景気指数は、毎月の調査によって算出されます。雇用などの指標を集計して算出されます。

公表された項目ごとの数字の中で新規受注、生産の項目は、景気とのかかわりから注目度が高い。また、米雇用統計よりも発表が早いことが多い(発表が同一日となる場合は、雇用統計の方が発表される時間が早い)ことから、雇用部門の数字は、雇用統計の先行指標として注目される。

米国夏時間:日本時間午後11時、冬時間:日本時間午前0時の発表。

ISM製造業景気指数の推移

2023年9月の景気指数です。2023年10月2日発表
2022年11月から11か月連続で指数が50を下回りましが
前月(8月)の47.6ポイントが49と改善し、3か月連続で改善されました。
アメリカ経済の景気減速は緩やかでありリセッション(景気後退)までは 延びていると思われます。
今月は赤枠で囲った新規受注/生産/雇用/が先月(8月)より上昇し、
支払い価格が下がりました。

銀行不安は収束したと言われていますが、商業用不動産、自動車産業のストライキの影響がが懸念されています。
9月のFOMCでは金利が据え置きされましたが、製造業指数は市場予想を上回ったので年内の金利上昇の可能性が高まったと感じています。
ISM非製造業景気指数(サービス)/CPI消費者物価指数と合わせて引き続き注視が必要ですね。

新規受注
ISMの新規受注指数は49.2%を記録した。
9月に新規受注の増加が報告されたのは次のとおりです。
食品・飲料・タバコ製品、
一次金属、
金属加工品、
非金属製品

生産 Production
生産指数は 52.5%を記録しました。
9月に生産が伸びたのは次のとおりです。
繊維工場、
食品・飲料・タバコ製品、
非金属製品、
電気機器・家電製品およびコンポーネント、
機械、
輸送機器、
金属加工品、
コンピュータ・電子製品

雇用 Employment
ISMの雇用指数は51.2%を記録した。 製造業18業種のうち、
7 社が 9 月の雇用の増加を報告した
石油・石炭製品、
食品・飲料・タバコ製品、
一次金属、
輸送機器、
化学製品、
機械、
非金属製品

支払い価格 Prices
ISM価格指数は43.8パーセントを記録した。
9月に原材料価格の値上げは石油・石炭製品のみ

[ロイターより]
投入価格が低下する中でも生産と雇用が上向き、米国の製造業部門が回復に向けさらに前進していることが示された。

拡大・縮小の分岐点となる50を下回るのは11カ月連続で、2007─09年のグレート・リセッション(大不況)以降で最長となったものの、指数は3カ月連続で改善。BMOキャピタル・マーケッツ(トロント)のシニア・エコノミスト、ジェニファー・リー氏は「米経済のソフトランディング(軟着陸)のシナリオに変化はない」と述べた。

キャピタル・エコノミクス(トロント)の北米チーフ・エコノミスト、ポール・アッシュワース氏は「米国の製造業は最悪期を脱したように見える」と指摘。ただ「世界情勢が軟調なことを踏まえると、見通しはなお弱い」とした。

<雇用指数上昇、価格指数は低下>
先行指標となる新規受注指数は49.2と、前月の46.8から上昇。新規受注の改善で生産が加速し、生産指数は52.5と、50.0から上昇した。

価格指数は43.8と、48.4から低下。財(モノ)の価格低下には朗報だが、全米自動車労組(UAW)が実施しているストライキが将来的に自動車価格の上昇につながる可能性もある。

ウェルズ・ファーゴ(ノースカロライナ州シャーロット)のシニア・エコノミスト、ティム・クインラン氏は「原油価格の高騰が経済の一部に対する向かい風になる可能性がある」と指摘。「全体的に見ると、製造業部門の活発な活動に関連して原油価格が上昇している」とも述べた。

雇用指数は51.2と、48.5から上昇。7月に3年ぶりの低水準を付けたが、その後は回復が続いている。ISM製造業景況調査委員会のティモシー・フィオーレ委員長は、人員削減よりも雇用凍結の方が目立っているとの見方を示した。

<業者の見方まちまち>
業種別では、繊維や一次金属を含む5業種が拡大。一方、コンピューター・電子製品、機械、電気機器、家電製品・部品を含む11業種が縮小した。

調査に参加した回答業者のコメントは9月もまちまち。輸送機器メーカーは「受注と生産は引き続き安定しており、受注残も健全な水準に維持されている」としながらも、「物価高と賃金の調整が続いていることが価格上昇につながっている」と指摘した。

このほか、多様な財(モノ)の製造業者は、全体的な状況は「安定している」としながらも、米中関係のほか、全米自動車労組(UAW)が実施しているストライキによる供給網への影響を注視しているとした。


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