こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資について発信している弾正少弼です。
(投稿2026年4月)
今回は、アメリカ ISM非製造業景気指数(サービス業)4月の振り返りです。
3月記事を読んだあなたは、1項を飛ばしてもOKです。
ISM非製造業景気指数とは
ISM(Institute for Supply Management:供給管理協会)が全米の非製造業375社の購買担当役員に対するアンケート調査を実施し、その結果を基に作成する景況感を表す指数。
ISM非製造業景気指数とは、アメリカのサービス業や建設業などの活動を測る指標です。この指数は、毎月、約400社の企業にアンケートを行って作られます。アンケートでは、業務量や受注量、在庫量、雇用状況などについて、前月と比べて増えたか減ったか同じかを答えてもらいます。それぞれの項目に対して、増えたと答えた企業の割合から減ったと答えた企業の割合を引いたものを、拡大係数と呼びます。拡大係数がプラスになると、その項目は前月よりも改善したことになります。拡大係数がマイナスになると、その項目は前月よりも悪化したことになります。そして、それぞれの項目に重み付けをして合計したものが、ISM非製造業景気指数になります。この指数が50以上になると、非製造業全体が拡大していることになります。逆に、この指数が50以下になると、非製造業全体が縮小していることになります。この指数は、アメリカ経済の約70%を占める非製造業の動向を知ることができる重要な指標です。また、非製造業の活動が増えると、物価や金利が上昇する可能性が高まります。そのため、この指数は、金融市場や株式市場にも影響を与えます。
非製造業(375社以上)の購買・供給管理の責任者を対象に、各企業の受注や在庫、価格など10項目についてアンケート調査を実施。「良くなっている」、「同じ」、「悪くなっている」の三者択一の回答結果を集計し、季節調整を加えた事業活動・新規受注・雇用・入荷遅延の4つの指数をもとに、ISM非製造業景況感の総合指数を算出する。
ISM製造業景気指数と同様に、0から100までのパーセンテージで表し、50%を景気の拡大・後退の分岐点、50%を上回ると景気拡大、50%を下回ると景気後退を示す。
ISM製造業の2営業日後、毎月第3営業日に発表される。
労働省による雇用統計の発表と前後するが、雇用統計よりも発表が早い場合、雇用における非製造業の割合が大きいこともあって、先行指標として注目される。
ISM非製造業景気指数の推移
2026年4月6日に発表された3月のISM非製造業景気指数(PMI)の結果について整理します。
全体としては市場予想を下回り、前回からも低下したものの、景気の拡大・縮小の節目である「50」を大きく上回る推移が続いています。
1. 指数結果
| 項目 | 結果 | 市場予想 | 前回 (2月) |
| ISM非製造業景気指数 | 54.0 | 54.8~55.0 | 56.1 |

2. 主要項目のポイント
- 新規受注 (58.6): 1年超ぶりの高水準へ上昇。サービス需要自体は依然として底堅く、事業活動も2024年5月以来の高水準を記録しています。
- 景況感の減速: 総合指数が予想を下回った背景には、物価高による節約志向や、地政学リスク(イラン情勢等)に伴う先行きへの警戒感が影響していると見られます。
- 業種別の動向: 鉱業、情報、不動産など14業種で活動の拡大が報告されており、非製造業全体としては良好な状態を維持しています。
3. 市場の反応
発表直後の市場では、景気拡大の勢いがやや落ち着いたとの見方から、金利上昇への警戒感が和らぐ場面もありましたが、新規受注の強さが意識されるなど強弱入り混じる反応となりました。
来週、4月21日(火)に控えている3月分小売売上高の発表は、このサービス業の堅調さが実際の消費支出にどう反映されているかを確認する上で、さらに重要な指標となりそうです。
🚨「ISM非製造業が予想下振れ=景気減速」と見て安心するのはまだ早いかもしれません。
今回の数字、中身を見ると実は「かなり強気」です。
・新規受注が1年超ぶりの高水準
・事業活動も約2年ぶりの勢い
総合指数が54.0まで垂れたのは、地政学リスクやマインド面の影響が大きそうですが、実需(オーダー)はむしろ加速中。この「サービス業のしぶとさ」が続くなら、FRBの利下げ期待はさらに後退するリスクも。
4/21の小売売上高の結果次第では、マーケットの空気が一変するかもしれません。
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