こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資について発信している弾正少弼です。
(投稿2025年10月)
今回は、アメリカ ISM非製造業景気指数(サービス業)10月の振り返りです。
9月記事を読んだあなたは、1項を飛ばしてもOKです。
ISM非製造業景気指数とは
ISM(Institute for Supply Management:供給管理協会)が全米の非製造業375社の購買担当役員に対するアンケート調査を実施し、その結果を基に作成する景況感を表す指数。
ISM非製造業景気指数とは、アメリカのサービス業や建設業などの活動を測る指標です。この指数は、毎月、約400社の企業にアンケートを行って作られます。アンケートでは、業務量や受注量、在庫量、雇用状況などについて、前月と比べて増えたか減ったか同じかを答えてもらいます。それぞれの項目に対して、増えたと答えた企業の割合から減ったと答えた企業の割合を引いたものを、拡大係数と呼びます。拡大係数がプラスになると、その項目は前月よりも改善したことになります。拡大係数がマイナスになると、その項目は前月よりも悪化したことになります。そして、それぞれの項目に重み付けをして合計したものが、ISM非製造業景気指数になります。この指数が50以上になると、非製造業全体が拡大していることになります。逆に、この指数が50以下になると、非製造業全体が縮小していることになります。この指数は、アメリカ経済の約70%を占める非製造業の動向を知ることができる重要な指標です。また、非製造業の活動が増えると、物価や金利が上昇する可能性が高まります。そのため、この指数は、金融市場や株式市場にも影響を与えます。
非製造業(375社以上)の購買・供給管理の責任者を対象に、各企業の受注や在庫、価格など10項目についてアンケート調査を実施。「良くなっている」、「同じ」、「悪くなっている」の三者択一の回答結果を集計し、季節調整を加えた事業活動・新規受注・雇用・入荷遅延の4つの指数をもとに、ISM非製造業景況感の総合指数を算出する。
ISM製造業景気指数と同様に、0から100までのパーセンテージで表し、50%を景気の拡大・後退の分岐点、50%を上回ると景気拡大、50%を下回ると景気後退を示す。
ISM製造業の2営業日後、毎月第3営業日に発表される。
労働省による雇用統計の発表と前後するが、雇用統計よりも発表が早い場合、雇用における非製造業の割合が大きいこともあって、先行指標として注目される。
ISM非製造業景気指数の推移
9月のISM非製造業指数は市場予想を下回る「50.0」で、米サービス業の成長が停滞していることを示唆しています。これにより、米株式市場は短期的に慎重な展開が予想されます。
🧭 ISM非製造業指数(2025年9月)の詳細
- 総合指数:50.0(前月52.0、市場予想51.7)
→ 拡大・縮小の境界線ギリギリ。サービス業の成長がほぼ停止。 - 新規受注:50.4(前月56.0)
→ 大幅な減速。企業の需要が鈍化。 - 事業活動:49.9(前月55.0)
→ 実質的に縮小領域へ。 - 雇用指数:47.2(前月46.5)
→ わずかに改善も、依然として縮小圏。 - 仕入れ価格:69.4(前月69.2)
→ インフレ圧力は依然強い。



📉 今後の米国株見通し(短期)
以下の要因が複合的に作用し、短期的には調整圧力が強まる可能性があります:
- サービス業の停滞と新規受注の減速
→ 景気の広範な減速懸念が再燃。 - 雇用の弱さとインフレ圧力の継続
→ FRBの利下げ期待は後退し、金利高止まりリスク。 - ドル安傾向と金利差の変化
→ 外需依存企業には追い風も、全体としては不透明感が強い。
📈 中期的な注目ポイント
- 企業決算(10月中旬〜)
→ 特にテック・消費関連のガイダンスに注目。 - FRBの11月FOMC(11/6)
→ 利下げの有無が市場の方向性を左右。 - 地政学リスク(中東・中国)
→ 安定資産への資金シフトが起きる可能性。
🔍 方針案
- SOXSなど半導体ベアETFは短期的に再注目
→ 景気鈍化+金利高でハイテクに逆風。 - ディフェンシブセクター(公益・ヘルスケア)への分散
→ ボラティリティ対策として有効。 - 米国債利回りとドル円の連動性を活用したヘッジ戦略
→ 為替リスク管理が重要。
つづいて、2025年10月時点での米国株セクター別見通しです。「ハイテク・通信が強気」「素材・生活必需品が弱気」「金融・エネルギーは中立〜選別的強気」です。利下げ期待と企業業績が鍵となります。
📊 セクター別パフォーマンスと見通し(2025年10月)

Sources: ①やさしい株のはじめ方、②大和アセットマネジメント 月次レポート
🔍 戦略的視点
- SOXS(半導体ベアETF)戦略:短期的な利食いタイミングを探るなら、AI関連の過熱感や決算ミスに注目。
- 素材・生活必需品の空売り候補:中国・米消費鈍化を背景に、弱気継続。
- 金融・不動産の選別ロング:利下げ局面でリートや資産運用会社に注目。
- 通信・ITの押し目買い:利下げ期待とAIテーマの継続で、調整局面は好機。
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