こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資について発信している弾正少弼です。
(投稿2025年9月)
今回は、EU、東南アジアとのFTA交渉 です。
EUがフィリピン・タイ・マレーシアとのFTA(自由貿易協定)交渉を加速させている背景には、複数の戦略的・経済的要因が絡んでいます。以下にその主なポイントを整理します。
🌐 背景と目的
- ASEANとの関係強化
EUは既にシンガポール、ベトナム、インドネシアとFTAを締結済みで、残る主要国との協定を進めることで、ASEAN全体との包括的な経済連携を目指しています。 - 地政学的リスクの分散
米中対立やサプライチェーンの再編が進む中、EUはアジアの多様な国々との経済関係を強化することで、リスク分散と安定的な調達網の確保を図っています。 - インドネシアとの合意が弾み
2025年9月にEUとインドネシアが9年越しのFTA交渉を締結したことで、他のASEAN諸国との交渉にも勢いがついています。
🇹🇭 タイとの交渉進展
- 第6ラウンドで複数章が合意済み
技術的貿易障壁、持続可能な開発、中小企業支援、通信サービスなどの章で原則合意が成立。 - デジタル貿易・エネルギー分野も議論
タイにとって新しい分野であるデジタル貿易やエネルギー・原材料についても、EUと建設的な議論が進行中。 - 年内合意の見通し
EUのセフコビッチ通商担当委員は、2025年末までにタイ・フィリピン・マレーシアとのFTAを締結する意向を表明。
🇵🇭🇲🇾 フィリピン・マレーシアとの動き
- 詳細な交渉内容はまだ限定的ですが、EUは「非常に良い進展がある」と評価しており、ASEANとの地域包括FTAへの布石と位置づけています。
🔍 今後の注目点
- FTAの内容と市場アクセスの範囲
特に農産品、デジタルサービス、政府調達などの分野でどこまで自由化が進むかが焦点。 - EUのサステナビリティ要求との調整
労働・環境基準などEUの高い規範に対し、ASEAN諸国がどこまで歩み寄れるか。 - 地域FTAへの布石
二国間FTAを積み重ねることで、将来的なEU-ASEAN包括FTAの基盤を築く狙い。
つづいて、ASEAN(東南アジア諸国連合)の2025年時点における経済政策について整理します。
🧭 ASEAN経済政策の全体像(2025年)
1.ASEAN共同体ビジョン2045
- 2025年、マレーシア議長国のもとで「ASEAN共同体ビジョン2045」が策定され、今後20年の経済・社会・政治統合の方向性が示されました。
- キーワードは「持続可能性」「包摂性」「責任あるビジネス」「サプライチェーンの強靭化」。
2.域内経済統合の深化
- ASEAN経済共同体(AEC)の強化を継続。域内の関税撤廃、非関税障壁の削減、サービス・投資の自由化を推進。
- デジタル経済統合:電子商取引、データガバナンス、フィンテック分野での共通ルール整備が進行中。
3.外需依存からの脱却と内需強化
- 多くの加盟国が米国金利高による通貨安圧力に直面しており、金融緩和と財政出動による内需喚起策を展開。
- タイではデジタルマネー給付、フィリピンではコメ輸入関税の引き下げなど、消費刺激策が導入。
4.産業政策と投資誘致
- 半導体・電子機器輸出がASEANの成長を牽引。ベトナム、マレーシア、シンガポールが中心。
- 外国直接投資(FDI)は右肩上がり。特にシンガポールとベトナムがテック投資のハブとして台頭。
- 中国企業の生産拠点移転も加速し、ASEANが「チャイナ・プラスワン」の受け皿に。
5.責任あるビジネスと人権政策
- CSRから「ビジネスと人権」へと政策が進化。タイ、インドネシア、ベトナムが国家行動計画(NAP)を策定。
- マレーシアでは2025年に人権ベースライン調査を実施し、反腐敗・透明性を重視した政策立案が進行。
6.FTA戦略と外部経済連携
- EU、インド、日本、韓国などとのFTA交渉を加速。特にEUとのFTAは「責任あるビジネス」基準との整合性が鍵。
- RCEP(地域的包括的経済連携)やCPTPPなどのメガFTAにも積極参加。
🔍 補足:ASEANの経済規模と位置づけ

米中対立からリスク分散したいEUとASEAN各国の結びつきについて今後の動き、注目ですね
下をクリックしていただけると励みになります。他のブロガーさんも参考にして下さい。![]()
![]()

Prime Student
Audible
Amazon music unlimited
インターネットでお得に取引!松井証券
ハイスピードプランの詳細はこちら
格安ドメイン取得サービス─ムームードメイン─




コメント