こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資について発信している弾正少弼です。
(投稿2025年12月)
今回は、アメリカ ISM非製造業景気指数(サービス業)12月の振り返りです。
11月記事を読んだあなたは、1項を飛ばしてもOKです。
ISM非製造業景気指数とは
ISM(Institute for Supply Management:供給管理協会)が全米の非製造業375社の購買担当役員に対するアンケート調査を実施し、その結果を基に作成する景況感を表す指数。
ISM非製造業景気指数とは、アメリカのサービス業や建設業などの活動を測る指標です。この指数は、毎月、約400社の企業にアンケートを行って作られます。アンケートでは、業務量や受注量、在庫量、雇用状況などについて、前月と比べて増えたか減ったか同じかを答えてもらいます。それぞれの項目に対して、増えたと答えた企業の割合から減ったと答えた企業の割合を引いたものを、拡大係数と呼びます。拡大係数がプラスになると、その項目は前月よりも改善したことになります。拡大係数がマイナスになると、その項目は前月よりも悪化したことになります。そして、それぞれの項目に重み付けをして合計したものが、ISM非製造業景気指数になります。この指数が50以上になると、非製造業全体が拡大していることになります。逆に、この指数が50以下になると、非製造業全体が縮小していることになります。この指数は、アメリカ経済の約70%を占める非製造業の動向を知ることができる重要な指標です。また、非製造業の活動が増えると、物価や金利が上昇する可能性が高まります。そのため、この指数は、金融市場や株式市場にも影響を与えます。
非製造業(375社以上)の購買・供給管理の責任者を対象に、各企業の受注や在庫、価格など10項目についてアンケート調査を実施。「良くなっている」、「同じ」、「悪くなっている」の三者択一の回答結果を集計し、季節調整を加えた事業活動・新規受注・雇用・入荷遅延の4つの指数をもとに、ISM非製造業景況感の総合指数を算出する。
ISM製造業景気指数と同様に、0から100までのパーセンテージで表し、50%を景気の拡大・後退の分岐点、50%を上回ると景気拡大、50%を下回ると景気後退を示す。
ISM製造業の2営業日後、毎月第3営業日に発表される。
労働省による雇用統計の発表と前後するが、雇用統計よりも発表が早い場合、雇用における非製造業の割合が大きいこともあって、先行指標として注目される。
ISM非製造業景気指数の推移
12月4日に発表された11月のISM非製造業景気指数は 52.6(予想52.0、前回52.4) と予想を上回り、9か月ぶりの高水準でした。これはサービス業の拡大を示す一方で、仕入価格の低下によりインフレ圧力がやや緩和した兆しも見られます。米国株は年末にかけて底堅い推移が期待されますが、FRBの12月FOMCでの利下げ判断やAI関連株の過熱感が大きな注目点です。
📊 ISM非製造業景気指数(11月)
- 総合指数: 52.6(予想52.0、前回52.4) → 拡大基調を維持
- 新規受注: 52.9(前回56.2) → 前月の急上昇の反動で低下
- 雇用指数: 48.9(前回48.2) → 依然縮小圏だが6か月ぶりの高水準
- 仕入価格: 65.4(前回70.0) → 7か月ぶりの低水準、インフレ圧力緩和
- 入荷遅延: 54.1(前回50.8) → 政府閉鎖や関税変更による物流混乱が影響
- 業種別: 小売・娯楽・宿泊飲食など12業種が拡大、建設など5業種が縮小
👉 解釈: サービス業は回復基調にあり、インフレ圧力がやや和らいだことはFRBの利下げ判断を後押しする可能性があります。ただし雇用は依然弱く、景気の強さと労働市場の軟化が混在する状況です。



📈 今後の米国株の見通し(2025年12月)
・底堅さ: 主要指数は11月に高安まちまちだったが、12月は企業業績の堅調さが下支え
・注目イベント: 12月FOMCでの利下げ判断が最大の焦点。市場は利下げをほぼ織り込み済み
・セクター動向:
- 好調 → ヘルスケア(+8.3%)、通信サービス(+4.5%)、エネルギー(+2.5%)
- 弱含み → IT(-6.1%)、AI関連株の過熱感が警戒材料
・年末ラリー: 感謝祭後の反発で市場は年末に向けて明るい兆し
・長期見通し: ウォール街では2026年に向けてS&P500が 7,500超 との強気予想も出ている
⚠️ リスクと留意点
- AIバブル懸念: 過剰投資や高PER株への警戒感
- FRB政策: 利下げが遅れる場合、株価に調整圧力
- 地政学リスク: 関税政策や政府閉鎖による物流混乱が景気に影響
✅ 投資戦略のヒント
- 短期: FOMC前後の利下げ判断に注目。利下げが実施されれば株価の支援材料。
- 中期: AI関連株の過熱感に注意しつつ、ヘルスケアや生活必需品などディフェンシブセクターを検討。
- 長期: 米国景気は底堅く、2026年にかけて強気予想が多い。分散投資でリスクを抑えるのが有効。
ISM指数は「回復と緩和の兆し」を示し、米国株は「利下げ期待と業績の堅調さ」で底堅いが、AI関連株の過熱感が不安要素です。ここから先は「どのセクターに注目するか」が投資戦略の分かれ目になりそうですね。
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