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暗号資産ETFが米市場に殺到

投資

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こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資について発信している弾正少弼です。
(投稿2025年9月)
今回は、暗号資産ETFが米市場に殺到 です。

米証券取引委員会(SEC)が2025年9月に導入した「暗号資産ETFの迅速承認制度」があります。以下にそのポイントを整理します。

🧭 背景の構造と動機

1.SECの新ルール導入

  • SECは「Commodity-Based Trust Shares(コモディティ・ベースのトラスト持分)」に該当するETFについて、個別審査を不要とする一般的な上場基準を承認。
  • これにより、ナスダックやNYSE Arcaなどの取引所は、一定の条件を満たす暗号資産ETFを迅速に上場できるようになった。

2.承認期間の短縮

  • 従来は最大270日かかっていた審査期間が、最短75日まで短縮。
  • ETF発行者は、事前に定められた基準を満たせば、SECの個別審査を経ずに上場可能。

3.対象となる暗号資産の拡大

  • ビットコインやイーサリアムに加え、ソラナ(SOL)、XRP、ドージコイン(DOGE)などのアルトコインETFも承認対象に。
  • これまで承認されなかった複数銘柄の現物バスケット型ETFにも道が開かれた。

🚀 なぜ今なのか?

  • 政権交代による規制姿勢の転換:SECのスタンスがよりイノベーション寄りに変化し、デジタル資産市場の拡大を後押し。
  • 市場の投資熱:暗号資産への関心が高まり、資産運用会社が次々とETF申請を行っている。ある企業は「12件以上の商品化を申請中」と発言。
  • 投資家教育の加速:ビットコインの時は数年かかったが、今後は数週間〜数カ月で理解が進むと予測されている。

⚠️ 懸念と課題

  • SEC内部では「未検証の商品が市場にあふれるリスク」や「投資家保護の不十分さ」を懸念する声もある。
  • 特に知名度の低い暗号資産に連動するETFが急増することで、投資家の理解不足が問題になる可能性も。

この動きは、米国の資本市場がデジタル資産という新しい投資領域に本格的に門戸を開いたことを意味します。投資家のETF戦略にも影響を与える可能性があるので、ソラナやXRPなどの新規ETFの構成や流動性、保管体制などを精査する価値がありそうです。

つづいて、以下にその政治的背景を深掘りします。

🏛️ SECの政治的背景:3つの軸

1.政権交代による規制スタンスの変化

  • 2025年の政権交代後、SECは「イノベーション促進」「資本市場の競争力強化」を掲げる方針に転換。
  • ポール・アトキンス委員長は「米国市場が世界最高の舞台であり続けるために、デジタル資産へのアクセス障壁を下げる」と明言。
  • これは、従来の慎重な姿勢(特にゲンスラー前委員長の時代)からの大きな転換であり、政治的に「金融技術の覇権」を意識した動きと見られる。

2.議会・業界からの圧力

  • 米議会では、共和党系議員を中心に「SECの過剰規制が米国の技術革新を阻害している」との批判が強まっていた。
  • 同時に、資産運用業界(BlackRock、Grayscaleなど)からは「明確なルールと迅速な承認プロセス」を求めるロビー活動が活発化。
  • SECはこれらの圧力に応える形で、ETF承認基準の汎用化を決定。

3.SEC内部の対立構造

  • キャロライン・クレンショー委員(民主党系)は「投資家保護が軽視されている」と反対声明を発表。
  • 「未検証の商品が市場にあふれるリスク」「詐欺や操作的行為への監視が不十分になる懸念」が指摘されている。
  • このように、SEC内部でも「市場開放 vs 投資家保護」のバランスを巡る政治的対立が存在。

🧩 補足:戦略的視点での解釈

この動きは、米国がデジタル資産の金融インフラを主導する意志を示したものと捉えられます。

ETF承認の迅速化は、単なる技術革新ではなく、資本市場の地政学的競争における布石。

日本企業や投資家にとっては、SECの規制緩和が米国市場での暗号資産戦略の再構築を迫る契機となるでしょう。

最後に、ETF承認と米国の選挙戦略の関係は、単なる金融政策の枠を超えた政治的メッセージと有権者へのアピールという側面を持っています。以下に、2025年の状況を踏まえてその構造を深掘りします。

🗳️ ETF承認と選挙戦略の接点

1.若年層・テック系有権者へのアピール

  • 暗号資産はミレニアル世代やZ世代の間で高い関心を集めており、ETF承認は「政府がイノベーションを支持している」という象徴的なメッセージになる。
  • 特にトランプ政権は、2025年の再登板後、暗号資産を「自由な金融の象徴」と位置づけ、規制緩和を通じて若年層の支持を狙っている。

2.ウォール街との連携強化

  • ETF承認は、資産運用業界(BlackRock、Grayscaleなど)にとって巨大なビジネスチャンス。
  • トランプ政権は「金融業界との協調姿勢」を打ち出すことで、選挙資金や政策支援の基盤を強化している。
  • ETF迅速承認は、ウォール街に対する「実利的な成果」として機能する。

3.米国市場の覇権維持という地政学的メッセージ

  • 暗号資産ETFの迅速承認は、米国が「金融技術の主導権を握る」という戦略的意志の表れ。
  • 中国やEUが独自のデジタル通貨・規制枠組みを進める中、米国は「自由市場による革新」を前面に出すことで、選挙戦略にも「経済ナショナリズム」を織り込んでいる。

🧠 補足:この動きの投資戦略的考え

ETF承認は単なる金融商品ではなく、政権の支持基盤と市場構造の再編を反映する政策ツール。

特定の暗号資産(例:Solana、XRPなど)が承認される背景には、政治的な選好やロビー活動が絡む可能性がある。

投資判断においては、政策の継続性・選挙結果による規制の反転リスクも織り込む必要がある。


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