こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資について発信している弾正少弼です。
(投稿2026年8月)
今回は、ロケットラボ;アナリスト評価と株価見通し です。
直近の動向(2026年8月10日発表の2026年第2四半期(Q2)決算結果、および8月中旬の米国宇宙軍からの大型受注発表など)を踏まえ、前回提示したシナリオからの変化点を中心に株価見通しを整理しました。
前回からの主要変化点(ファンダメンタルズの動向)
- 決算業績が市場予想をクリア(2026年8月10日発表)
- 四半期売上高: $234M(前年同期比 +62%)となり、市場コンセンサス($231.7M)および過去最高実績を上回りました。
- 収益性の向上: 宇宙システム(Space Systems)部門の急速な拡大に伴い、GAAP粗利益率は 36.1% に達し、ガイダンスの上限(33〜35%)を突破しました。
- バックログ(受注残)の過去最高更新
- 受注残高は $2.36B(約23.6億ドル) にまで拡大。さらに8月中旬には、米宇宙軍(NITE-STARプログラム、受託ネットワークコンソーシアム等)やViasatから複数の政府・防衛関連プロジェクトを獲得しており、中長期の収益基盤がさらに強固になりました。
- Electronの打ち上げペース加速
- 8月21日に2026年14回目の打ち上げ(通算93回目、iQPS向け)を成功させ、小型ロケット市場における安定した収益源としての役割を再実証しています。
現在の株価水準とアナリストコンセンサス
- 現在株価: 約 $72.50 〜 $73.00(2026年8月下旬時点)(※決算発表直後に一時$82台まで買われましたが、ハイテク株全体の調整に伴い$70台前半で揉み合う展開となっています)
- アナリスト平均目標株価: 約 $112 〜 $113(買いコンセンサス維持)
- 主要証券の目標株価変更:
- Cantor Fitzgerald: $122 に引き上げ(8/11)
- Roth Capital: $110(8/11)
今後の株価見通しシナリオ
【現在の株価レンジ: $72 前後】
│
├─► 短期(〜2026年Q3): $70 - $85(マクロ市場の動きとレンジ相場)
│
└─► 中長期(2026年Q4以降): $110 - $130+(Neutron打ち上げ成功が条件)
- 短期的見通し(レンジ推移〜下値切り上げ)Q2決算で良好な数値と堅調なバックログが確認されたため、業績面からの過度な下落リスクは後退しました。ただし、2026年Q4に予定される「Neutron」初飛行の具体的な日程アナウンスや地上テストの進捗待ちの状態であり、当面は $70〜$85 レンジでの保ち合いが予想されます。
- 中長期的見通し(強気維持)宇宙システム事業の粗利益改善により「Neutron開発に伴うキャッシュバーン」を自社収益で一部吸収できる構造が整いつつあります。2026年Q4〜2027年初頭にかけてNeutronの統合試験・初飛行が成功すれば、株価はアナリスト目標価格($110〜$120超)への再ブレイクアウトを目指す展開が期待されます。
今後のリスクと注視すべきイベント
- Neutronの統合地上試験・ホットファイアテスト(2026年秋頃予定)
- 初飛行に向けた最大の技術的関門です。テスト時のトラブルや大幅な延期は短期的な売り圧力となります。
- 防衛・政府案件の執行スピード
- 米宇宙軍からの新規契約獲得は好材料ですが、予算執行の遅れが業績認識のずれにつながるリスクを注視する必要があります。
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