こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資について発信している弾正少弼です。
(投稿2026年6月)
今回は、米小売売上高は6月の振り返り です。
2026年6月17日に発表されたアメリカの商務省から発表された5月分の小売売上高の結果をまとめました。
市場の事前予想を大きく上回る強い数字となり、アメリカの消費の底堅さ(レジリエンス)が改めて意識される内容となっています。
📊 5月 米小売売上高の主要数値
| 指標 | 結果 | 事前予想 | 前回(4月) |
| 総合(前月比) | +0.9% | +0.5% | +0.4% (※0.5%から下方修正) |
| 自動車除くコア(前月比) | +0.8% | +0.4% | +0.7% |
| コントロールグループ(※) | +0.7% | — | +0.5% |
※コントロールグループとは:自動車、ガソリン、建築資材、フードサービスを除いたグループ。GDPの個人消費の算出に直接使われるため、より純粋な消費トレンドを映す重要指標です。
🔍 今回の結果の3つのポイント
ガソリン高に負けない旺盛な消費
中東情勢(イランとの緊迫化)に伴うエネルギー価格の上昇により、ガソリンスタンドでの売上高が前月比+3.4%と全体を大きく押し上げました。しかし、ガソリンや自動車を除いたベースでも前月比+0.5%としっかりプラスを確保しており、消費者がエネルギー高に耐えながら他の支出も維持していることが分かります。
幅広い業種でプラスを記録
一部に弱さはあるものの、全体として購買行動は広範囲に及びました。
- 好調だったセクター: オンライン販売(非店舗型小売)が+1.5%、自動車ディーラーが+1.2%、家具が+1.0%と大きく伸ばしました。衣料・アクセサリも堅調(+0.3%)でした。
- 弱かったセクター: 一方で、家電・エレクトロニクス(-0.5%)や、飲食店(フードサービス・バー)は-0.1%とわずかに減少しました。
GDP成長への追い風
GDPの計算に用いられるコントロールグループ(コア売上高)が前月比+0.7%と力強い伸びを見せたことで、第1四半期にやや減速していた米経済が、第2四半期(4〜6月期)に再び加速・反発する可能性が高まっています。
💡 今後のマーケットへの影響
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォルシュ議長をはじめとする金融政策決定メンバーにとっては、消費がこれだけ強いと「インフレが再燃するのではないか」という警戒感を緩めにくい結果と言えます。
労働市場の底堅さや税還付による手元資金が消費を支えている一方、貯蓄率の低下を懸念する声も出ており、「この力強い消費が夏以降も持続可能か」が次の焦点になりそうです。
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