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アメリカ 雇用統計 5月の振り返り

投資

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こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2026年5月)
今回は、アメリカ 雇用統計5月の振り返りです。最初に まとめ から
4月記事を読んだあなたは、2項を飛ばしてもOKです。

まとめ

今回の統計は、中東情勢の緊迫化による不透明感がある中で、「予想を大幅に上回る雇用増」と「賃金上昇の鈍化」が共存する、マーケットにとってはポジティブな内容でした。

雇用統計とは

米国の雇用統計とは、毎月発表されるアメリカの働いている人や働きたい人の数を調べたものです。この統計は、アメリカの経済がどれくらい元気かを見るために重要な指標となっています。例えば、雇用統計が良ければ、アメリカの人々は仕事がたくさんあり、お金を稼げて、消費や投資が活発になります。逆に、雇用統計が悪ければ、アメリカの人々は仕事が少なく、お金がなくて、消費や投資が減ってしまいます。このように、雇用統計はアメリカの経済だけでなく、世界の経済にも大きな影響を与えるものです。

米労働省労働統計局(BLS)が、米国の労働者の雇用状況を調査した指標。

世界中の経済指標の中で最も市場に注目されている指標の一つ。同時に発表される失業率は、労働力人口に対する完全失業者の割合で定義される。軍隊従事者、刑務所の服役者などを除いた16歳以上の男女が対象となる。労働の意思のないものは、労働力人口から外されるため、失業率には反映されない。平均時給、労働参加率なども同時に発表される。

12日を基準日として、12日を含む週の雇用状況を調査。計測期間から3週間後の金曜日(翌月の第一金曜日になる場合が多い)に発表される。(政府機関の閉鎖で最近は時期ズレ)
https://www.dol.gov/

世界で最も注目されている月次の経済統計とも言われる。この発表後、為替レートの変動が大きい。

米国夏時間:日本時間午後9時半、冬時間:日本時間午後10時半の発表。

📊 雇用統計の推移

2026年5月8日(金)に発表された「4月分」のアメリカ雇用統計の推移です。今回の統計は、市場予想を大きく上回る底堅さを見せました。

  • 非農業部門雇用者数+11.5万人 (予想:約+6.0万人)
    • 前月の18.5万人(上方修正後)からは減速したものの、事前の弱気な予想を倍近く上回りました。
  • 失業率4.3% (予想:4.3% / 前回:4.3%)
    • 横ばいで推移し、歴史的に見ても低い水準を維持しています。
  • 平均時給
    • 前月比:+0.2% (予想:+0.3% / 前回:+0.2%)
    • 前年比:+3.6% (予想:+3.8% / 前回:+3.4%)
    • 賃金インフレの圧力は市場の懸念ほど強くなく、やや緩和の兆しが見えました。

↓民間失業率の長期推移 長期スパンでは失業率4.3%は引き続き低い水準だが
 上昇時は一気に上がるので引き続き注視が必要。

↓労働力参加率は61.8%で新型コロナ前63.3%には戻っていない
 職探しをあきらめている人が増えている


📈 米国株の現状と見通し

統計発表直後のマーケットは「適温経済(ゴールドリミックス)」への期待から、リスクオンの動きを強めています。

株式市場:S&P 500とナスダックが最高値を更新

雇用がしっかりしていることで景気後退懸念が和らぐ一方、賃金上昇が落ち着いたことで「FRBが利上げを急ぐ必要はない」との安心感が広がりました。

  • ナスダック:ハイテク株を中心に1.7%の大幅上昇。
  • S&P 500:0.8%上昇し、史上最高値を更新。6週連続の続伸となりました。

債券・金利:利回りは低下

好調な雇用数よりも、賃金増の抑制と消費者マインドの停滞(別指標)が意識され、米10年債利回りは4.36%付近まで低下しました。これが株価(特にグロース株)の下支えとなっています。

今後の懸念材料(リスク要因)

非常に力強い結果でしたが、以下の「ノイズ」には注意が必要です。

  • エネルギー価格の高騰:イランをめぐる情勢不安から原油先物(ブレント原油)が100ドルを突破しており、これが今後のインフレを再燃させるリスクがあります。
  • 修正の多さ:過去数ヶ月、速報値からの修正幅が大きくなっています(2月の大幅下方修正など)。今回の「強さ」が継続的なものか見極めが必要です。

まとめ

現在の米国株は「強い経済指標」を「景気の底堅さ」として好意的に受け止める、非常に強い地合いにあります。短期的には高値圏での推移が予想されますが、今後の焦点は「エネルギー価格上昇がどこまで企業の利益を圧迫するか」に移っていきそうです。

5月11日以降の物価指標(CPIなど)で、この賃金鈍化の流れが確認できれば、さらなる一段高も期待できるかもしれませんね!🍀

↓民間非農業部門雇用者数の全従業員の平均時給(季節調整済み)の推移
 賃金インフレ 4月は 対前年比3.6%上昇。


↓5月9日時点でのCME FED WATCH 6月17日利下げ無しが優勢。93.4%


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