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FOMC 10月の振り返り

投資

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こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2025年11月)
今回は、アメリカ FOMC 10月の振り返りです。

2025年10月29日に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)の主な結果を、以下に簡潔にまとめます。

FOMCとは

・FOMC。米国の金融政策を決定する会合。FRB7名の理事(総裁、副総裁含)と地区連銀総裁のうち5名(NY連銀総裁は常駐でFOMC副議長となる、残りは持ち回り)の12名が投票権を持つ。残り7名の地区連銀総裁、NY地区連銀副総裁も議論には参加するが、投票権を持たない。

米連邦公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee)。米国の金融政策を決定する会合。年8回の定例会合と、必要に応じて臨時会合が開催される。

景気やインフレ率の見通しに基づいて、金融政策に関する声明を発表している。
FOMCの政策決定は、米国経済だけでなく、世界経済にも大きな影響を与えています。

総裁・副総裁を含む最大7名の常任理事(欠員あり)と、12の地区連邦銀行総裁のうち5名による投票で政策を決定する。12の地区連銀のうち、金融政策の実務を担当するNY連銀総裁はFOMCの副議長として常に投票権を持ち、残り11地区については4つのグループに分かれて年ごとに投票権を持つ。

年8回の定例会合のうち、4回の会合で参加メンバー(投票権の有無にかかわらず全員)による今後数年間の年末時点での経済成長率・失業率・物価・政策金利水準の見通しが発表される。

このうち政策金利水準の見通しは、各メンバーの見通しをドットの形でグラフに示したドット・プロットが公表され、平均値や中心地だけでなく、分布も確認することが出来る。

会合後の総裁会見は参加メンバーによる見通し公表のある会に限られていたが、2019年から全会合後の実施に変更された。

米国の政策金利はフェデラル・ファンド金利(FF金利)誘導目標。0.25%のレンジで目標が示される。

米国夏時間:日本時間午前3時、冬時間:日本時間午前4時の発表。

・FED。日本語では連邦準備制度。Federal Reserve SystemのFederalを略してFed(フェッド)と呼ばれ、FRSともいう。米国の中央銀行制度のこと。連邦準備理事会(FRB:Federal Reserve Board)、連邦公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee)、全米12地区の連邦準備銀行(FRB:Federal Reserve Banks)から構成される。

・連邦準備理事会(FRB)は、日本銀行(日本の中央銀行)に相当し、Fedの最高機関として米国の金融政策を策定・実施するとともに、各地区の連邦準備銀行(FRB)を総括する。連邦公開市場委員会(FOMC)は、日本の金融政策決定会合に相当し、連邦準備理事会(FRB)が定期的に開く会合で、FFレートの誘導目標など公開市場操作の方針を決定する。連邦準備銀行(FRB)は、連邦準備理事会(FRB)の下に置かれ、決定された金融政策の実施や、米ドル紙幣(連邦準備券)の発行などを行う

・2025年のFOMC開催日程

政策金利の推移

★政策金利の推移グラフ

2025年10月29日のFOMCでは、政策金利が0.25ポイント引き下げられ、バランスシート縮小(QT)の終了が12月1日に決定されました。雇用の減速が主な背景です。
以下に整理します:

🏦 主な決定事項

  • 政策金利の引き下げ:フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジが 3.75~4.00% に変更。
  • 利下げは2会合連続:9月に続き、雇用の軟化を受けて連続利下げ。
  • QT(量的引き締め)の終了:12月1日でバランスシート縮小を終了。米国債などの償還分は再投資へ。

📉 背景と理由

  • 雇用の減速:声明では「雇用の伸びは鈍化」「雇用へのリスクが高まった」と明記。
  • 経済成長は緩やか:インフレは依然やや高止まりしているが、経済活動は緩やかに拡大。
  • 政府機関閉鎖の影響:主要経済指標の公表が停止される中、代替データで判断。

🗳️ 投票結果と議論

  • 賛成票:12名中10名が0.25ポイントの利下げに賛成。

Sources:
FOMCが2回連続で利下げ、パウエル議長は12月追加「既定路線」を否定 – Bloomberg
【2025年10月FOMC】市場予想通り政策金利を0.25%引き下げ|OANDAマーケットニュース

🎙️ パウエル議長の発言

  • 12月の利下げは未定:「既定路線ではない」「むしろその逆」と発言し、市場にサプライズ。
  • 市場反応:ドル円は一時円安に振れたが、その後やや円高に戻る展開。

つづいて、今後の米国株の見通しについて
米国株は年末にかけて緩やかな上昇が期待される一方、利下げの不確実性やAI関連銘柄の過熱感がリスク要因となっています。投資家は「期待と警戒」のバランスが求められる局面です。

📈 ポジティブ要因

  • 利下げによる金融緩和効果
    10月のFOMCで0.25%の利下げが決定され、12月の追加利下げも市場では65%程度織り込まれています。金利低下は企業の資金調達コストを下げ、株価にとっては追い風。
  • 企業業績の堅調さ
    アマゾンなど主要企業が好決算を発表し、S&P500やナスダックは月間ベースで数年ぶりの連続上昇を記録。特にAI関連銘柄が市場を牽引しています。
  • 「Fedプット」への期待
    市場が不安定になればFRBが追加利下げで支えるという期待が、投資家心理の下支えとなっています。

⚠️ リスク要因と懸念

  • 利下げの不確実性
    パウエル議長は「12月の利下げは既定路線ではない」と明言しており、FRB内部でも慎重派が存在。利下げ期待が裏切られると市場は調整の可能性。
  • AIバブル論とMAG7集中
    AI関連銘柄(MAG7)への資金集中が進み、バリュエーションの過熱感が指摘されています。一部銘柄の調整が指数全体に影響するリスクも。
  • 地政学的リスクと米中摩擦
    米中貿易摩擦の再燃や中東情勢など、突発的なリスクが市場心理を揺るがす可能性あり。

🧭 投資戦略のヒント

  • 金利敏感セクター(不動産、公益、通信)への注目
    利下げ局面ではこれらのセクターが相対的に優位。
  • AI関連は選別投資へ
    過熱感のある銘柄は避け、収益性や実需に基づいた企業を選ぶ。
  • ポートフォリオの再構築
    「期待」と「警戒」のバランスを取り、短期のノイズに惑わされず継続投資を意識する。

この結果は市場の予想通りで、米国株式市場は落ち着いた反応を見せる。
サプライズなし

↓FedWatch 10月31日の段階では12月も0.25ポイントの利下げ有力



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