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投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2025年6月)
今回は、アメリカ FOMC 6月の振り返りです。最初に まとめ から
5月記事を読んだあなたは、2項を飛ばしてもOKです。
まとめ
・FOMC金利据え置き 経済指標の様子見続く。
株式市場はマチマチの反応。
FOMCとは
・FOMC。米国の金融政策を決定する会合。FRB7名の理事(総裁、副総裁含)と地区連銀総裁のうち5名(NY連銀総裁は常駐でFOMC副議長となる、残りは持ち回り)の12名が投票権を持つ。残り7名の地区連銀総裁、NY地区連銀副総裁も議論には参加するが、投票権を持たない。
米連邦公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee)。米国の金融政策を決定する会合。年8回の定例会合と、必要に応じて臨時会合が開催される。
景気やインフレ率の見通しに基づいて、金融政策に関する声明を発表している。
FOMCの政策決定は、米国経済だけでなく、世界経済にも大きな影響を与えています。
総裁・副総裁を含む最大7名の常任理事(欠員あり)と、12の地区連邦銀行総裁のうち5名による投票で政策を決定する。12の地区連銀のうち、金融政策の実務を担当するNY連銀総裁はFOMCの副議長として常に投票権を持ち、残り11地区については4つのグループに分かれて年ごとに投票権を持つ。
年8回の定例会合のうち、4回の会合で参加メンバー(投票権の有無にかかわらず全員)による今後数年間の年末時点での経済成長率・失業率・物価・政策金利水準の見通しが発表される。
このうち政策金利水準の見通しは、各メンバーの見通しをドットの形でグラフに示したドット・プロットが公表され、平均値や中心地だけでなく、分布も確認することが出来る。
会合後の総裁会見は参加メンバーによる見通し公表のある会に限られていたが、2019年から全会合後の実施に変更された。
米国の政策金利はフェデラル・ファンド金利(FF金利)誘導目標。0.25%のレンジで目標が示される。
米国夏時間:日本時間午前3時、冬時間:日本時間午前4時の発表。
・FED。日本語では連邦準備制度。Federal Reserve SystemのFederalを略してFed(フェッド)と呼ばれ、FRSともいう。米国の中央銀行制度のこと。連邦準備理事会(FRB:Federal Reserve Board)、連邦公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee)、全米12地区の連邦準備銀行(FRB:Federal Reserve Banks)から構成される。
・連邦準備理事会(FRB)は、日本銀行(日本の中央銀行)に相当し、Fedの最高機関として米国の金融政策を策定・実施するとともに、各地区の連邦準備銀行(FRB)を総括する。連邦公開市場委員会(FOMC)は、日本の金融政策決定会合に相当し、連邦準備理事会(FRB)が定期的に開く会合で、FFレートの誘導目標など公開市場操作の方針を決定する。連邦準備銀行(FRB)は、連邦準備理事会(FRB)の下に置かれ、決定された金融政策の実施や、米ドル紙幣(連邦準備券)の発行などを行う
・2025年のFOMC開催日程

FOMCでの声明
FOMCは6月17-18日に開催した定例会合で、
主要政策金利を据え置くことに決定した。
主な内容は下記
経済状況:純輸出の変動はあるものの、米国経済は堅調に拡大中。失業率も低く、労働市場は引き続き強い。インフレはやや高止まり。
金融政策の方針:FF金利(フェデラルファンド金利)の誘導目標レンジは4.25~4.50%で据え置き。必要に応じて追加調整を検討。
バランスシート縮小:引き続き米国債およびエージェンシーMBS(ローン担保証券)の保有資産を縮小。
見通しとリスク:不確実性は低下しているが、なお高水準。経済指標やリスクバランスを慎重に評価しながら対応を検討。
政策の柔軟性:目標達成を妨げるリスクがあれば政策の変更も視野に入れ、インフレ率2%の達成と雇用最大化に注力。
政策金利の推移

金利据え置きの背景:
- 「現時点では政策金利を変更する根拠が乏しい」と発言し、景気指標のばらつきに言及。
- 特にインフレと失業率がともに上昇傾向にある点に強い警戒感。
見通しの不確実性:
- 「経済見通しへの確信は低い」と繰り返し述べ、慎重な姿勢を強調。
- データ主導で政策を進めるとしつつも、「利下げを急ぐ必要はない」との立場。
関税の影響:
- トランプ前大統領の関税政策への懸念を示し、「関税はインフレを悪化させ、雇用にも悪影響を及ぼす可能性」と明言。
市場へのメッセージ:
「必要とあれば即座に対応する用意はある」とも発言。
↓FedWatch 6月20日の段階では利下げは9月が有力

↓民間失業率の長期推移 長期スパンでは2025年5月の失業率4.2%は低い水準だが
上昇時は一気に上がるので引き続き注視。

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