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投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2025年4月)
今回は、アメリカ ISM非製造業景気指数(サービス業)4月の振り返りです。最初に まとめ から
3月記事を読んだあなたは、2項を飛ばしてもOKです。
まとめ
・予想52.9に対し50.8ポイントで市場予想と前回結果を下回る
50を上回るのは9ヶ月連続。相互関税発表前で市場影響薄い。
ISM非製造業景気指数とは
ISM(Institute for Supply Management:供給管理協会)が全米の非製造業375社の購買担当役員に対するアンケート調査を実施し、その結果を基に作成する景況感を表す指数。
ISM非製造業景気指数とは、アメリカのサービス業や建設業などの活動を測る指標です。この指数は、毎月、約400社の企業にアンケートを行って作られます。アンケートでは、業務量や受注量、在庫量、雇用状況などについて、前月と比べて増えたか減ったか同じかを答えてもらいます。それぞれの項目に対して、増えたと答えた企業の割合から減ったと答えた企業の割合を引いたものを、拡大係数と呼びます。拡大係数がプラスになると、その項目は前月よりも改善したことになります。拡大係数がマイナスになると、その項目は前月よりも悪化したことになります。そして、それぞれの項目に重み付けをして合計したものが、ISM非製造業景気指数になります。この指数が50以上になると、非製造業全体が拡大していることになります。逆に、この指数が50以下になると、非製造業全体が縮小していることになります。この指数は、アメリカ経済の約70%を占める非製造業の動向を知ることができる重要な指標です。また、非製造業の活動が増えると、物価や金利が上昇する可能性が高まります。そのため、この指数は、金融市場や株式市場にも影響を与えます。
非製造業(375社以上)の購買・供給管理の責任者を対象に、各企業の受注や在庫、価格など10項目についてアンケート調査を実施。「良くなっている」、「同じ」、「悪くなっている」の三者択一の回答結果を集計し、季節調整を加えた事業活動・新規受注・雇用・入荷遅延の4つの指数をもとに、ISM非製造業景況感の総合指数を算出する。
ISM製造業景気指数と同様に、0から100までのパーセンテージで表し、50%を景気の拡大・後退の分岐点、50%を上回ると景気拡大、50%を下回ると景気後退を示す。
ISM製造業の2営業日後、毎月第3営業日に発表される。
労働省による雇用統計の発表と前後するが、雇用統計よりも発表が早い場合、雇用における非製造業の割合が大きいこともあって、先行指標として注目される。
ISM非製造業景気指数の推移
2025年3月の景気指数です。2025年4月3日発表(製造業と非製造業を記載)
・予想52.9に対し50.8ポイントで市場予想と前回結果を下回る
50を上回るのは9ヶ月連続。
トランプ政権による相互関税発表前で市場への影響は薄い結果でした。



・非製造業(サービス)
前月から2.7ポイント 減の50.8%と下振れ。
ビジネス活動が前月54.4より1.5ポイント増の55.9
入荷遅延が 前月53.4より2.8ポイント減の50.6
アメリカ株式市場は相互関税による貿易戦争懸念で下げる。
・製造業
・3月は49.0を記録 3か月ぶりに景気縮小圏へ転落
・新規受注は減速し前回48.6を下回る45.2となる。
・個別項目 非製造業(サービス)
雇用指数は 3月;46.2、2月;53.9、1月;52.3、12月;51.3、11月;51.5と推移
3月は先月から7.7ポイント減少し、6ヶ月ぶりに50を下回る。
トランプ関税で失業率悪化から雇用指数下げとなるか。次月以降も注目
・個別項目 製造業
新規受注指数は3月;45.2、2月;48.6、1月;55.1、12月;52.1、11月;50.4と推移
雇用指数は 3月;44.7、2月;47.6、1月;50.3、12月;45.3、11月;48.1と推移
・要約
4日に公表された雇用統計も含め、ISM指数は4月2日に公表された相互関税以前のデータであり、統計としての意味合いはすでに薄れる。次月以降のデータに注目。
2025年4月6日のCME FedWatch↓
5月7日の政策金利は利下げなしが66.7%で優勢で一か月前の88.0%より減る。

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