ISM製造業景気指数２月の振り返り

こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
（投稿2025年3月)
今回は、アメリカ ISM製造業景気指数３月の振り返りです。最初にまとめから
２月記事を読んだあなたは、2項を飛ばしてもOKです。

まとめ
ISM製造業景気指数とは
ISM製造業景気指数の推移

まとめ

2月は50.3を記録　2ヶ月連続で拡大圏となるも懸念材料あり

ISM製造業景気指数とは

ISM(Institute for Supply Management:供給管理協会)が全米の製造業350社の購買担当役員に対するアンケート調査を実施し、その結果を基に作成する景況感を表す指数。景気の先行指標として注目されている。

「新規受注(30%)、生産(25%)、雇用(20%)、入荷遅延(配送時間)(15%)、在庫(10%)」の5項目につき、「良くなっている(1)、同じ(0.5)、悪くなっている(0)」の三者択一の回答結果を点数化し、カッコ内数値でウエイト付けした加重平均で算出される。50が好況と不況の分岐点を意味する。

50を基準として、50以上で景気拡大を示し、50以下で景気縮小を示します。指数が高いほど景気が良いとされ、市場参加者や投資家にとってはアメリカの景気動向を把握する上で重要な指標の1つとなっています。

ISM製造業景気指数は、毎月の調査によって算出されます。雇用などの指標を集計して算出されます。

公表された項目ごとの数字の中で新規受注、生産の項目は、景気とのかかわりから注目度が高い。また、米雇用統計よりも発表が早いことが多い(発表が同一日となる場合は、雇用統計の方が発表される時間が早い)ことから、雇用部門の数字は、雇用統計の先行指標として注目される。

米国夏時間：日本時間午後11時、冬時間：日本時間午前０時の発表。

ISM製造業景気指数の推移

2025年２月の景気指数です。2025年3月4日発表
・2月は50.3を記録　2ヶ月連続で拡大圏となるも懸念材料あり
新規受注は減速し前回55.1を大幅に下回る48.6となる。

アメリカ経済の製造業景況感は 2ヶ月連続で拡大圏の結果でした。
株式市場はトランプ関税のインフレ懸念で主要３指数ともに下げる。
今週のアメリカ経済指標 CPI消費者物価指数など
と合わせて引き続き注視が必要ですね。

米供給管理協会（ＩＳＭ）が発表した２月の製造業景気指数は50.3と、前月の50.9を下回る。この指数は、活動の拡大と縮小の境目を示すもので、50を下回ると経済全体の縮小を意味します。

新規受注がさらに改善したことで全体指数は前月より上昇。

具体的な指標については以下の通りです。

新規受注: 48.6（前月の55.1から減速）50超えが止まる連続
生産指数: 50.7（前月の52.5から減速）
価格指数: 62.4（前月の54.9から上昇。モノのインフレ圧力高まりを示す）
供給業者の納入指数: 54.5（前月50.9。50を下回ると工場への納品が速くなる）
雇用指数：47.6（前月の50.3より低下)と雇用は悪化。

要約: 米製造業の景気は改善といいたいところだが、新規受注と生産指数減速、価格指数上昇で中身は見出しの数値ほど良くない。トランプ政権で製造業の回復が見えてくるか引き続き注視必要

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