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投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2024年11月)
今回は、アメリカ 雇用統計11月の振り返りです。最初に まとめ から
10月記事を読んだあなたは、2項を飛ばしてもOKです。
まとめ
・雇用者数は予想を大幅に下回る。失業率は4.1%と前月と同じ。米経済強し。
・平均時給は前年同月比 +4.0%でこちらも前月と同じ。
雇用統計とは
米国の雇用統計とは、毎月発表されるアメリカの働いている人や働きたい人の数を調べたものです。この統計は、アメリカの経済がどれくらい元気かを見るために重要な指標となっています。例えば、雇用統計が良ければ、アメリカの人々は仕事がたくさんあり、お金を稼げて、消費や投資が活発になります。逆に、雇用統計が悪ければ、アメリカの人々は仕事が少なく、お金がなくて、消費や投資が減ってしまいます。このように、雇用統計はアメリカの経済だけでなく、世界の経済にも大きな影響を与えるものです。
米労働省労働統計局(BLS)が、米国の労働者の雇用状況を調査した指標。
世界中の経済指標の中で最も市場に注目されている指標の一つ。同時に発表される失業率は、労働力人口に対する完全失業者の割合で定義される。軍隊従事者、刑務所の服役者などを除いた16歳以上の男女が対象となる。労働の意思のないものは、労働力人口から外されるため、失業率には反映されない。平均時給、労働参加率なども同時に発表される。
12日を基準日として、12日を含む週の雇用状況を調査。計測期間から3週間後の金曜日(翌月の第一金曜日になる場合が多い)に発表される。
https://www.dol.gov/
世界で最も注目されている月次の経済統計とも言われる。この発表後、為替レートの変動が大きい。
米国夏時間:日本時間午後9時半、冬時間:日本時間午後10時半の発表。
雇用統計の推移
2024年10月の雇用統計です。2024年11月1日発表 主要なポイントは以下の通りです。
- 雇用統計: 10月の非農業部門雇用者数は前月比で1.2万人増加し、
予想を大幅に下回る。前月分は3.1万人減の下方修正。
ハリケーン2つとロッキード社のスト等の影響があると予測されていた。 - 賃金の伸び: 前年比での賃金の伸びは4.0%で上昇率が0.1%加速しました。
- 失業率: 失業率は4.1%と先月から横ばい。雇用減速から急な上昇になる可能性が低いまま。
- 労働市場: 労働市場は急激に悪化する傾向あるが、労働力参加率は62.6%で先月より0.1%減。
8月に発動したサームルールによる景気後退は、まだ見られない。
※サームルール;失業率の3か月移動平均が過去12か月間の最低値と比較して0.50パーセントポイント以上上昇した場合に景気後退の始まりを知らせる
失業率は横ばい。雇用者数の低下はあらかじめ予測されていたことから
株式市場は、ほぼ無風。
発表後、11月の利下げは0.25%予想から変化なしとの見方が多数を占める。
ドル円は11月3日時点で152円台後半。振れ幅は小さかった。
ソフトランディングの可能性が高まり景気後退(リセッション)確率が低い状況です。
11月大統領選挙の結果がどうなるか気になるところ。
経済指標はCPI消費者物価指数、PCEデフレータ(価格指数)に引き続き注目ですね。
↓民間失業率の長期推移 長期スパンでは失業率4.1%は低い水準だが
上昇時は一気に上がるので引き続き注視。
↓労働力参加率は62.6%で新型コロナ前には戻らない
↓民間非農業部門雇用者数の全従業員の平均時給(季節調整済み)の推移
賃金インフレは10月は9月と同じ 4.0%上昇。
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