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アメリカ 雇用統計 10月の振り返り

投資

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こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2024年10月)
今回は、アメリカ 雇用統計10月の振り返りです。最初に まとめ から
9月記事を読んだあなたは、2項を飛ばしてもOKです。

まとめ

・雇用者数は予想を上回る。失業率は4.1%と前月より0.1%改善。経済強し。
・平均時給は前年同月比 +4.0%で前月より増。

雇用統計とは

米国の雇用統計とは、毎月発表されるアメリカの働いている人や働きたい人の数を調べたものです。この統計は、アメリカの経済がどれくらい元気かを見るために重要な指標となっています。例えば、雇用統計が良ければ、アメリカの人々は仕事がたくさんあり、お金を稼げて、消費や投資が活発になります。逆に、雇用統計が悪ければ、アメリカの人々は仕事が少なく、お金がなくて、消費や投資が減ってしまいます。このように、雇用統計はアメリカの経済だけでなく、世界の経済にも大きな影響を与えるものです。

米労働省労働統計局(BLS)が、米国の労働者の雇用状況を調査した指標。

世界中の経済指標の中で最も市場に注目されている指標の一つ。同時に発表される失業率は、労働力人口に対する完全失業者の割合で定義される。軍隊従事者、刑務所の服役者などを除いた16歳以上の男女が対象となる。労働の意思のないものは、労働力人口から外されるため、失業率には反映されない。平均時給、労働参加率なども同時に発表される。

12日を基準日として、12日を含む週の雇用状況を調査。計測期間から3週間後の金曜日(翌月の第一金曜日になる場合が多い)に発表される。
https://www.dol.gov/

世界で最も注目されている月次の経済統計とも言われる。この発表後、為替レートの変動が大きい。

米国夏時間:日本時間午後9時半、冬時間:日本時間午後10時半の発表。

雇用統計の推移

2024年9月の雇用統計です。2024年10月4日発表 主要なポイントは以下の通りです。

  • 雇用統計: 9月の非農業部門雇用者数は前月比で25.4万人増加し、
         予想を上回る。前月分は1.7万人増の上方修正。
  • 賃金の伸び: 前年比での賃金の伸びは4.0%で上昇率が加速しました。
  • 失業率: 失業率は4.2%から4.1%に改善。雇用減速から急な上昇になる可能性が低下。
  • 労働市場: 労働市場は急激に悪化する傾向あるが、労働力参加率は62.7%で3か月横ばい。

8月に発動したサームルールによる景気後退は見られない。

サームルール;失業率の3か月移動平均が過去12か月間の最低値と比較して0.50パーセントポイント以上上昇した場合に景気後退の始まりを知らせる

失業率は改善されました。雇用者数が予想を上振れしたことから
アメリカ経済の堅調さを示す結果です。

発表後、大幅な利下げが無くなるとの見方から
ドル円は円安進み10月5日時点で148円台後半。

ソフトランディングの可能性が高まり景気後退(リセッション)確率が低くなりました。
しかし、先週米南東部を襲った大型ハリケーン「へリーン」や、
米ボーイングおよび米港湾でのストなどの影響が次回の米雇用統計に及ぶ可能性があり。
アメリカ民主党の景気刺激政策と
11月大統領選挙の結果がどうなるか気になるところ。

経済指標はCPI消費者物価指数、PCEデフレータ(価格指数)に注目ですね。

↓民間失業率の長期推移 長期スパンでは失業率4.1%は低い水準だが
 上昇時は一気に上がるので引き続き注視。


↓労働力参加率は62.7%で新型コロナ前には戻らない

↓民間非農業部門雇用者数の全従業員の平均時給(季節調整済み)の推移
 賃金インフレは9月 4%に上昇。インフレに注意が必要。

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