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投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2024年9月)
今回は、アメリカ FOMC 9月の振り返りです。最初に まとめ から
8月記事を読んだあなたは、2項を飛ばしてもOKです。
まとめ
・政策金利は0.5%下げ。4.75~5.0%。雇用優先の決断
FOMCとは
・FOMC。米国の金融政策を決定する会合。FRB7名の理事(総裁、副総裁含)と地区連銀総裁のうち5名(NY連銀総裁は常駐でFOMC副議長となる、残りは持ち回り)の12名が投票権を持つ。残り7名の地区連銀総裁、NY地区連銀副総裁も議論には参加するが、投票権を持たない。
米連邦公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee)。米国の金融政策を決定する会合。年8回の定例会合と、必要に応じて臨時会合が開催される。
景気やインフレ率の見通しに基づいて、金融政策に関する声明を発表している。
FOMCの政策決定は、米国経済だけでなく、世界経済にも大きな影響を与えています。
総裁・副総裁を含む最大7名の常任理事(欠員あり)と、12の地区連邦銀行総裁のうち5名による投票で政策を決定する。12の地区連銀のうち、金融政策の実務を担当するNY連銀総裁はFOMCの副議長として常に投票権を持ち、残り11地区については4つのグループに分かれて年ごとに投票権を持つ。
年8回の定例会合のうち、4回の会合で参加メンバー(投票権の有無にかかわらず全員)による今後数年間の年末時点での経済成長率・失業率・物価・政策金利水準の見通しが発表される。
このうち政策金利水準の見通しは、各メンバーの見通しをドットの形でグラフに示したドット・プロットが公表され、平均値や中心地だけでなく、分布も確認することが出来る。
会合後の総裁会見は参加メンバーによる見通し公表のある会に限られていたが、2019年から全会合後の実施に変更された。
米国の政策金利はフェデラル・ファンド金利(FF金利)誘導目標。0.25%のレンジで目標が示される。
米国夏時間:日本時間午前3時、冬時間:日本時間午前4時の発表。
・FED。日本語では連邦準備制度。Federal Reserve SystemのFederalを略してFed(フェッド)と呼ばれ、FRSともいう。米国の中央銀行制度のこと。連邦準備理事会(FRB:Federal Reserve Board)、連邦公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee)、全米12地区の連邦準備銀行(FRB:Federal Reserve Banks)から構成される。
・連邦準備理事会(FRB)は、日本銀行(日本の中央銀行)に相当し、Fedの最高機関として米国の金融政策を策定・実施するとともに、各地区の連邦準備銀行(FRB)を総括する。連邦公開市場委員会(FOMC)は、日本の金融政策決定会合に相当し、連邦準備理事会(FRB)が定期的に開く会合で、FFレートの誘導目標など公開市場操作の方針を決定する。連邦準備銀行(FRB)は、連邦準備理事会(FRB)の下に置かれ、決定された金融政策の実施や、米ドル紙幣(連邦準備券)の発行などを行う
・2024年のFOMC開催日程
FOMCでの声明
FOMCは9月17-18日に開催した定例会合で、
主要政策金利を0.5%引き下げることを決定した。
主な内容は下記
- 金利の決定: 米連邦公開市場委員会(FOMC)は、金利を4.75-5.0%の範囲で利下げ。
- インフレ率: インフレが減速しているものの、幾分高い水準にある。24年末で2.3%予想
- 労働市場の下振れリスク;現在、現実のものとなっている。失業率は24年末で4.4%予想
政策金利の推移
2024年9月の政策金利です。2024年9月19日発表
・政策金利は0.5%下げ。4.75~5.0%。雇用優先の決断
アメリカ経済が堅調ですが、失業率が悪化傾向。
過去のデータでは一度悪化すると急激に悪くなる。
今回の利下げで景気後退の足音は小さくなった感あり。
FRBの金利政策が後手に回らないか引き続き注視が必要です。
次回のFOMCは大統領選11月5日直後の11月6日~7日です。
今回の結果は後手に回りたくないとの思惑もあったかもしれません。
次回の金利下げ幅はどうなるのか、神の手のみぞ知る。
↓FedWatch 9月21日の段階では11月の0.25%下げと0.5%下げが均衡
↓民間失業率の長期推移 長期スパンでは8月の失業率4.2%は低い水準だが
上昇時は一気に上がるので引き続き注視。
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