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投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2024年8月)
今回は、アメリカ FOMC 8月の振り返りです。最初に まとめ から
6月記事を読んだあなたは、2項を飛ばしてもOKです。
まとめ
・政策金利は据え置き。5.25~5.50%。金利下げは 9月確実。
FOMCとは
・FOMC。米国の金融政策を決定する会合。FRB7名の理事(総裁、副総裁含)と地区連銀総裁のうち5名(NY連銀総裁は常駐でFOMC副議長となる、残りは持ち回り)の12名が投票権を持つ。残り7名の地区連銀総裁、NY地区連銀副総裁も議論には参加するが、投票権を持たない。
米連邦公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee)。米国の金融政策を決定する会合。年8回の定例会合と、必要に応じて臨時会合が開催される。
景気やインフレ率の見通しに基づいて、金融政策に関する声明を発表している。
FOMCの政策決定は、米国経済だけでなく、世界経済にも大きな影響を与えています。
総裁・副総裁を含む最大7名の常任理事(欠員あり)と、12の地区連邦銀行総裁のうち5名による投票で政策を決定する。12の地区連銀のうち、金融政策の実務を担当するNY連銀総裁はFOMCの副議長として常に投票権を持ち、残り11地区については4つのグループに分かれて年ごとに投票権を持つ。
年8回の定例会合のうち、4回の会合で参加メンバー(投票権の有無にかかわらず全員)による今後数年間の年末時点での経済成長率・失業率・物価・政策金利水準の見通しが発表される。
このうち政策金利水準の見通しは、各メンバーの見通しをドットの形でグラフに示したドット・プロットが公表され、平均値や中心地だけでなく、分布も確認することが出来る。
会合後の総裁会見は参加メンバーによる見通し公表のある会に限られていたが、2019年から全会合後の実施に変更された。
米国の政策金利はフェデラル・ファンド金利(FF金利)誘導目標。0.25%のレンジで目標が示される。
米国夏時間:日本時間午前3時、冬時間:日本時間午前4時の発表。
・FED。日本語では連邦準備制度。Federal Reserve SystemのFederalを略してFed(フェッド)と呼ばれ、FRSともいう。米国の中央銀行制度のこと。連邦準備理事会(FRB:Federal Reserve Board)、連邦公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee)、全米12地区の連邦準備銀行(FRB:Federal Reserve Banks)から構成される。
・連邦準備理事会(FRB)は、日本銀行(日本の中央銀行)に相当し、Fedの最高機関として米国の金融政策を策定・実施するとともに、各地区の連邦準備銀行(FRB)を総括する。連邦公開市場委員会(FOMC)は、日本の金融政策決定会合に相当し、連邦準備理事会(FRB)が定期的に開く会合で、FFレートの誘導目標など公開市場操作の方針を決定する。連邦準備銀行(FRB)は、連邦準備理事会(FRB)の下に置かれ、決定された金融政策の実施や、米ドル紙幣(連邦準備券)の発行などを行う
・2024年のFOMC開催日程
FOMCでの声明
FOMCは7月30-7月31日に開催した定例会合で、主要政策金利を据え置くことを決定した。
主な内容は下記
- 金利の決定: 米連邦公開市場委員会(FOMC)は、金利を5.25-5.5%の範囲で据え置くことを決定。
- 連続据え置き: これで金利据え置きは8会合連続となります。
- インフレ進展はあり: インフレが減速しているものの、金利を変更しないことを選択しました。
- 労働市場の下振れリスク;現在、現実のものとなっている。
政策金利の推移
2024年7月の政策金利です。2024年8月1日発表
・政策金利は据え置き。5.25~5.50%。金利下げは9月確実。
ここえきて失業率の悪化から一気に利下げへ傾く
アメリカ経済が堅調の為、23年7月からの高金利維持は継続。
景気後退の足音が近づいています。FRBの金利政策が後手に回らないか引き続き注視が必要です。
↓FedWatch 8月3日の段階では9月の0.25%下げが78%
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